あいさつ

学長あいさつ

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茨城大学はダイバーシティを推進します

茨城大学は、学生が"活気"にあふれ、教職員が"やる気"に満ち、地域が"元気"になる、ダイバーシティを活かした大学の実現をめざしています。その実現のためには、学生の学びを高めるための大学マネジメントとダイバーシティの理解が進む社会への対応が必要です。ダイバーシティは、「LGBTQ+」というキーワードから見えるように新局面を迎えています。大学においても、多様な学生に対する支援のあり方の議論が始まっています。ダイバーシティは、学生支援のみならず、構成員の属性はもとより教員の研究、教職員の社会貢献や働き方においても重視されるグローバルな概念です。誰も排除しない包摂性を持つことは大学の本質であり、大学に集まる人間集団が多様だからこそ、社会の変化にしなやかに対応できる可能性が広がると言えます。このダイバーシティの考えを教育、研究、地域連携の取組の基底に位置づけ、「誰一人取り残さない」という精神のSDGsにも注力して参りますので、大学内外の皆様の一層のご理解とご協力をお願いいたします。

茨城大学長 太田 寛行

理事あいさつ

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モノクロの風景写真に目を近づけて覗いてみると、そこには数えきれないグレーの濃淡を見つけることができます。現実世界をみると、そこはより鮮明に私たちの暮らしを維持し支える多様な生命体が織りなすダイナミックな景色を映し出しています。ダイバーシティやインクルージョンという言葉が一般化してきたことで、多様性の意味を理解することの重要性や、それぞれが互いに認め支え合うことのできる社会や環境づくりへの意識が高まっています。私たちは、日常的に他者との交流やコミュニケーションを通じてこれらに取り組む必要があります。その上で、分からない事、人やモノゴトについて白黒単純なカテゴリーでは捉えきれない複雑なことが多いということを受け入れていくことは大切ではないでしょうか。

茨城大学は、イバダイ・ビジョン2030の中で「社会・世界に開かれたキャンパスを構築し、
多様な価値観の交差により新たな価値観が生み出される学びの場を提供します」と宣言しています。私たちは、ここに集まる皆様が自由な発想やコミュニケーションを生み出しながら、知と感性を深め、それぞれの在り方が尊重される、誰でも安心して学び働ける環境づくりを推進しています。日ごろから皆様のご意見に寄り添いながら、より良い環境づくりに精進し活動を続けてまいります。皆様の継続的なご支援に感謝をするとともに、ダイバーシティ&インクルージョンへの共通のコミットメントにおいて、皆様とともに協働できますことを楽しみにしています。

茨城大学理事(ダイバーシティ・国際・SDGs) 菊池 あしな

室長あいさつ

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ダイバーシティ推進室は、多様な教職員や学生がそれぞれの能力を十分に発揮し、やりがいをもって生き生きと働いたり学んだりできる環境をつくることを目指してさまざまな取り組みを行ってきました。これは多様な個性を備えた個が協働するところに変革が生まれ、新たな価値が創造されるという考え方に基づくものです。

具体的な取り組みとしては、ダイバーシティ研究環境の整備、教職員のライフイベント支援や女性研究者の研究力向上に向けた支援、女性教職員の上位職への積極的登用、次世代女性研究者の育成と支援などがあります。中でもそれらを下支えして重要となるのがダイバーシティの確保に向けたマインドセットの変革です。

さまざまな活動や情報発信を通じ、単なる「数合わせ」を超えて、ダイバーシティの推進が個の尊重とともに研究教育機関としての大学のパフォーマンスの向上にも直結することへの共感を広げてまいりたいと考えています。ダイバーシティ推進室の取り組みには、教職員の皆様方のご協力が不可欠です。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


ダイバーシティ推進室長 佐藤 裕紀子