推進室について 茨城大学では、ダイバーシティ環境の整う大学づくりを目指しています。

ダイバーシティ推進室での主な取り組み

ワーク・ライフ・バランス環境整備

教職員のワーク・ライフ・バランスを支援するため、出産・育児・介護等のライフイベントに直面している研究者への研究支援員配置、ライフイベントによる研究中断から復帰した研究者を対象とする研究復帰支援費助成、教職員対象の託児利用料補助等に取組んでいます。

研究力向上と女性リーダー育成

女性研究者の研究力を向上させて、将来の本学を担うリーダーへの成長につなげるため、優秀な女性研究者の顕彰、研究費の助成(女性エンパワーメント支援制度)、女性研究者を対象とするセミナー等を実施しています。

次世代育成

キャリア形成やワーク・ライフ・バランスについての理解を深めるため、企業や行政機関で活躍するロールモデルが実体験を語る講演会等や理系分野への女子学生の進学を促すために、オープンキャンパスでの催しや、小学生向け科学ワークショップを実施しています。また、研究者を目指す学生の支援を行っています。

多様性の尊重(LGBTQ+)

多様性を認識し、偏見や差別、ハラスメントのない、本学を構成するすべての人が尊重し支え合い、それぞれが力を発揮できる教育機関であることを目指し、その環境づくりに取り組んでいます。

学内外の意識啓発

ワーク・ライフ・バランス(仕事と子育て・介護の両立)についての情報提供を行う相談窓口を設置、ニュースレターの発行、 シンポジウムや講演会・セミナーの実施等、学内外の意識啓発にも積極的に取り組んでいます。

茨城大学におけるダイバーシティ推進に関する方針・計画

下記項目からダウンロードいただけます。

組織体制

全学推進体制

組織図

ダイバーシティ推進室ロゴマークについて 

平成29年1月にダイバーシティ推進室の取組みに対する学内での理解と参加を広げることを目的に、公募を行い、応募総数117点の中から田邉悠果(たなべゆうか)さん〈教育学部2年 (当時)〉の案を選出しました。

ダイバーシティ推進室のロゴ画像

製作意図

二人の人間が重なり合っている様子を円を用いてシンプルに表しました。あえて固定観念(男らしい、女らしいなど)にとらわれない色使いにしました。中央で重なる二本の曲線はそれぞれ円の一部です。それによって、性別の垣根をこえた関わりへの願いを表現しています。

メッセージ

多様性を力に、学びと働く環境の未来をひらく

茨城大学はダイバーシティを推進します

佐川学長の写真

茨城大学長

佐川 泰弘

茨城大学は「イバダイ・ビジョン2030」で掲げ、それに基づき活動しています。私たちが目指しているのは、単に「多様な人を集める」取り組みではなく、多様な学生・教職員が集い、多様な価値観が交差して新しい学びや研究を生み出し、地域や世界とつながり、社会の持続的発展に寄与することです。つまり「多様性 × 持続可能性 × 地域」です。

そもそもダイバーシティ(Diversity)とは、人々が持つ多様な属性や価値観、経験を尊重し活かすことです。そこには、性別・ジェンダー、年齢、国籍・文化・言語、障がいの有無、性的志向・性自任(LGBTQ+)といった要素が含まれます。最近は「多様性を認めるだけでなく、誰もが活躍できる状態(インクルージョン)をつくること、D&I(Diversity & Inclusion)」が重要とされるようになっています。

ダイバーシティ推進室では、これまで特に教職員の女性比率を上げること、女性教員のエンパワーメントやライフイベントと研究の両立支援に力を入れて活動してきました。しかし、D&Iの考え方が広がりを見せ、大学組織に今日求められる取組も多様化してきていると感じられます。また教職員のライフイベント支援のために行うべきこともたくさんあります。当室を中心に教職員、場合によっては学生の皆さんの意見も聞きながら、視野を広げて取組を行っていきたいと考えています。

多様な価値観が交差する、ひらかれたキャンパスを目指して

菊池理事の写真

茨城大学理事(ダイバーシティ・国際)

菊池 あしな

モノクロの風景写真に目を近づけて覗いてみると、そこには数えきれないグレーの濃淡を見つけることができます。現実世界をみると、そこはより鮮明に私たちの暮らしを維持し支える多様な生命体が織りなすダイナミックな景色を映し出しています。ダイバーシティやインクルージョンという言葉が一般化してきたことで、多様性の意味を理解することの重要性や、それぞれが互いに認め支え合うことのできる社会や環境づくりへの意識が高まっています。私たちは、日常的に他者との交流やコミュニケーションを通じてこれらに取り組む必要があります。その上で、分からない事、人やモノゴトについて白黒単純なカテゴリーでは捉えきれない複雑なことが多いということを受け入れていくことは大切ではないでしょうか。

茨城大学は、イバダイ・ビジョン2030の中で「社会・世界に開かれたキャンパスを構築し、
多様な価値観の交差により新たな価値観が生み出される学びの場を提供します」と宣言しています。私たちは、ここに集まる皆様が自由な発想やコミュニケーションを生み出しながら、知と感性を深め、それぞれの在り方が尊重される、誰でも安心して学び働ける環境づくりを推進しています。日ごろから皆様のご意見に寄り添いながら、より良い環境づくりに精進し活動を続けてまいります。皆様の継続的なご支援に感謝をするとともに、ダイバーシティ&インクルージョンへの共通のコミットメントにおいて、皆様とともに協働できますことを楽しみにしています。

多様性を基盤とした研究・教育環境づくり

佐藤室長の写真

ダイバーシティ推進室長

佐藤 裕紀子

ダイバーシティ推進室は、多様な教職員や学生がそれぞれの能力を十分に発揮し、やりがいをもって生き生きと働いたり学んだりできる環境をつくることを目指してさまざまな取り組みを行ってきました。これは多様な個性を備えた個が協働するところに変革が生まれ、新たな価値が創造されるという考え方に基づくものです。

具体的な取り組みとしては、ダイバーシティ研究環境の整備、教職員のライフイベント支援や女性研究者の研究力向上に向けた支援、女性教職員の上位職への積極的登用、次世代女性研究者の育成と支援などがあります。中でもそれらを下支えして重要となるのがダイバーシティの確保に向けたマインドセットの変革です。

さまざまな活動や情報発信を通じ、単なる「数合わせ」を超えて、ダイバーシティの推進が個の尊重とともに研究教育機関としての大学のパフォーマンスの向上にも直結することへの共感を広げてまいりたいと考えています。ダイバーシティ推進室の取り組みには、教職員の皆様方のご協力が不可欠です。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)

学内外の意識啓発

茨城大学は平成 28 年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」(平成 28 年度~ 33 年度)に採択されました。
この事業では、次の 5 つの目標を掲げ、学内の皆さまのご支援を頂きながら様々な取組みを行っていました。

1. 女性教員比率の5%増
2. 理系学部での確実な女性教員採用
3. 研究力向上の取組みによる女性研究者の上位登用
4. 組織運営を牽引する女性リーダーの育成
5. ライフイベントと研究の両立支援策と環境整備

事業期間

平成 28 年度~平成 33 年度(補助期間 平成 28 年度~平成 30 年度)

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)の目標

※図表参照

1.女性教員比率の増加 目標 女性教員比率を5%増(平成27年度13.9% → 平成33年度19.0%)とくに女性教員比率が低い理系3学部で13名の女性教員の採用目標(理学部2名、工学部5名、農学部5名、理工学研究科1名)を設定 2.ワーク・ライフ・バランス環境整備 ・ワーク・ライフ・バランス環境の全般的改善・子育てや介護などライフイベントと研究の両立を支援 3.女性研究者の研究力向上の取組み ・優秀な女性研究者への顕彰・英語論文セミナーの開催など 4.女性の上位登用拡大 目標女性の管理職割合の大幅増(管理職20%、役員2名)女性教職員が大学運営や意思決定に関わる機会を増やし、多様な視点からの意思決定を図る

事後評価結果

平成28年度に採択された科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)の事後評価結果が発表され、本学は「総合A評価」を受けました。評価項目5つのうち、取組、取組の成果、実施体制、実施期間終了後の取組の継続性・発展性の4つについて「a評価」をいただきました。今後もダイバーシティ推進委員会・推進室を中心に、検討と工夫を重ねて事業を推進して参ります。

評価結果は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)のHPに公開されています。