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茨城大学

大学のすべての構成員が安心して過ごせる環境づくりを
―多様な性的指向・性自認等尊重のガイドラインを策定

  • 5. ジェンダー平等を実現しよう
  • 10. 人や国の不平等をなくそう
  • 16. 平和と公正をすべての人に
  • 2023年2月25日
大学のすべての構成員が安心して過ごせる環境づくりを<br>―多様な性的指向・性自認等尊重のガイドラインを策定

 茨城大学は202212月、大学のすべての構成員が安心して過ごせる環境をつくることを目指し、「茨城大学における多様な性的指向と性自認等を尊重する基本理念・基本方針と対応ガイドライン」を策定しました。このガイドラインでは、「本学では構成員すべてが『性的指向(Sexual Orientation)』、『性 自認(Gender Identity)』、『社会的な性の表現』、『身体の性的特徴』等の多様性と権利を認識し、偏見や差別、ハラスメントをなくし、安心してそれぞれが力を発揮できる教育機関になることを目指します」とした上で、氏名や性別情報の取り扱い、トイレや更衣室などの設備面の対応、アウティングやカミングアウト強要の禁止などの具体的な行動指針を示しています。

 学生相談カウンセラーを務めている全学教育機構(バリアフリー推進室)の沼田世里講師は「他大学ではLGBT等の対応ガイドラインという形も多いが、普段学生たちから性に関する相談を受ける中で、LGBTだけに狭めたくないという思いを強め、より広がりをもたせたタイトルにした。『女性らしく』『男性らしく』といった言説に対する抵抗感は割と多くの学生から聞いていたので、そうしたことも含めて大学として柔軟に、寛容になればという思いを込めた」と、策定の背景を話します。

 茨城大学は今後も、教職員・学生を対象とする研修や発信の機会を積極的に設け、多様性が認められるキャンパス環境づくりを進めていきます。

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担当者

全学教育機構(バリアフリー推進室) 臨床心理相談講師 沼田世里