茨城大学キャリアサポート室が主催した「学部1年生限定 企業訪問バスツアー」が2月9日、10日に行われました。2月9日に行われた笠間コースの様子を、茨大広報学生プロジェクトの城戸麻稀(人文社会科学部)がレポートします!
まず、午前中に訪問したのは、CMでもおなじみ、株式会社MonotaROの笠間ディストリビューションセンターです。正直名前以外には詳しく知らないという状態でしたが、茨城出身の磯﨑センター長、新卒4年目の若さん、本社人事の村田さんが会社の説明やセンターの案内をしてくれました。MonotaROは事業者向けの間接資材を自らオンラインで販売する企業です。間接資材とは、製品の原材料や部品以外の備品や事務用品など、仕事を支えるために欠かせないものを指します。取扱商品数は約2885万点と非常に多く、その規模に驚きました。
事業について学んだ後はセンター内の見学へ。私はこれまで、物流の現場に対して作業員の方が棚の間を歩き回って商品を集めるイメージを持っていました。しかし実際はその逆で、「Racrew」というロボットが棚ごと作業員のもとへ運んでくる仕組みになっていました。さらに、プロジェクションマッピングによって商品の位置が示されるため、誰でも正確かつ効率的に作業ができるようになっていました。このシステムにより、作業効率が3倍にもなったそうです。人が動くのではなく、モノの方から動いてくるという発想にとても驚き、技術の進歩を実感しました。
また、梱包の工程でも効率化が徹底されていました。商品の大きさに応じて最適な段ボールのサイズが提示されるため、作業員の方が迷うことなく作業を進めることができ、段ボールの組み立てや封をする工程も機械によって行われていました。さらに、ロボットが自動で充電を行うなど、現場全体がスムーズに動くよう工夫されている点が印象的でした。
午後に訪問した笠間市役所では、行政の仕事や働き方について学びました。職員の方からは、仕事内容だけでなく、働くうえでのメリットや大変さについても率直にお話しいただきました。例えば、未就学児がいる場合には勤務時間を短縮できる制度がある一方で、災害時や選挙の際には対応が求められるなど、非常時の責任の大きさも感じました。
中でも印象に残ったのは、「動く市役所」という取り組みです。市役所から離れた地区にお住いの方にとって身近な窓口となるよう、市内の集会所などに役所の方から出向き、相談や手続きをサポートするというものでした。手元カメラを使って書類を共有しながら対応するなど、工夫された仕組みが整えられており、市民一人ひとりに寄り添う姿勢が感じられました。
また、市議会の見学では、実際に投票ボタンを押す体験や、マイクの前で答弁を読む体験をすることができました。さらに、発言内容が議会内のモニターに文字として表示される仕組みもあり、聴覚に障がいのある方への配慮がなされていました。普段はなかなか見ることのできない場を体験できたことは、とても貴重な経験でした。
今回のバスツアーを通して強く感じたのは、「イメージだけで仕事を判断してはいけない」ということです。物流や行政に関わる仕事に対して持っていた印象とは大きく異なっていました。実際に現場を見ることで、その仕事のリアルや工夫を知ることができるのだと実感しました。
今回の経験から、自分の知らない仕事や業界はまだたくさんあると感じました。将来について考えるうえで、早い段階から選択肢を狭めるのではなく、まずは幅広く知ることが大切だと思います。今後は、これまであまり意識していなかった分野にも積極的に目を向け、自分の将来の可能性を広げていきたいです。