株式会社常陽銀行 取締役専務執行役員 野崎 潔 様

茨城大学と常陽銀行、めぶきFGとの連携

 私たちは、少子高齢化、産業・就労構造の変化をはじめ、脱炭素・循環型社会への移行などの大きな潮流に加え、新型コロナウイルス感染症を1つのきっかけとするライフスタイルやワークスタイルの大きな変化の中にいます。こうした変化はピンチでもあると同時に、チャンスでもあるはずです。

 茨城大学においては「イバダイ・ビジョン2030」の中で、「自律的でレジリエントな地域が基盤となる持続可能な社会の実現」に向けたビジョンと具体的なアクションが掲げられています。特に、「地域連携・グローバル化」分野におけるビジョン「地域と世界の結節点となり、市民と連携した活力ある地域社会の形成」は、地域社会と強力なネットワークを有している茨城大学の強みを存分に発揮できる分野であると同時に、地域金融機関である私どもにとっても「サステナビリティ」の観点から最も重要視している分野の1つです。

 茨城大学とは学・金連携の下で地方創生・地域活性化を目的とした連携協力協定の締結をはじめ、コンサルティングに関する専門知識の習得・向上を目的に、行員を大学院の科目履修生として受け入れてもらっています。加えて、金融工学分野でも、予兆モデルの研究などでタッグを組み、双方の知見を活用して具体的な成果に結びつける取り組みをしています。

 常陽銀行、めぶきFGにおいても、「長期ビジョン2030」の中で目指す姿を「地域とともにあゆむ価値創造グループ」としており、地域に対する貢献を第一としています。

 地域社会の持続可能性に重きを置く双方が、今後においても、知の拠点機能拡充、グローバルな感覚で地域・社会課題に対処する人材の育成、持続可能な社会システムの構築への貢献等において、連携を強めるメリットはとても大きいと思います。

 微力ではありますが、「Next Step」を通じて茨城大学の活動を応援していきます。

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株式会社常陽銀行

取締役専務執行役員 野崎 潔

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