高等教育の修学支援新制度は，原則，日本人の学部学生のみに適用される制度です。本学独自の学費免除は，新制度の対象とならない大学院生や私費外国人留学生をメインの対象としている制度です。ただし，高等教育の修学支援新制度が開始される前から本学独自制度で授業料の免除を受けていた学部学生や，以前に受けた災害，あるいは新たに起きた災害（新型コロナウィルス感染の影響を含む）で被災した学生については，新制度の対象とならない学生であることを確認の上，本学独自に支援しています。

  基本的に，両方の制度を同時に受けることは認めていません。ただし，高等教育の修学支援新制度が開始される前に本学に入学した学生が，高等教育の修学支援新制度の適用により，以前の本学独自の学費免除制度よりも少額の免除となる場合には，その差額分を本学独自制度で支援しています。また，被災学生で新制度対象となる学生が，支援区分Ⅲの場合は，学費免除の額が1/3額となり本学独自制度よりも少額の免除となるため，差額分を本学独自制度で支援しています。

  茨城大学独自制度の学費免除は，新制度の対象とならない大学院生や私費外国人留学生をメインの対象としている制度ですので，対象となりません。ただし，被災学生などの場合は対象となる場合があります。また，学費の徴収猶予（延納や分納）は，制度利用の基準を満たせば，対象となります。

  以前から高等教育の修学支援新制度による学費免除を受けていた方であれば，前学期の継続手続きは，前年度の1月頃に説明会を行い，3月中に手続きを行っていただくよう案内します。また，後学期であれば，前学期の7月頃に説明会を行い，９月中に手続きを行っていただくよう案内します。各学期とも本学の指定する期間で手続きしていただく必要があります。説明会の案内や，手続スケジュールの案内は，「教務情報ポータルシステム」のお知らせ掲示で行います。

  高等教育の修学支援新制度の「学力等に係る基準」とは，評定平均やGPA，学修意欲等の確認の基準である「学力の基準」と，給付奨学金や学費免除の「廃止」や「警告」となる条件を定めた「学業成績の基準」の総称です。 詳細は，こちらからで確認してください。

  本学独自の学力基準は，毎学期の授業料免除の申請時に案内する「授業料免除のしおり」に掲載しています。また，茨城大学のホームページより，在学生向け情報＞経済的支援制度＞学費の免除＞新制度対象外学生の学費免除の本文中から確認できます。学力基準掲載ページ

  高等教育の修学支援新制度は，給付奨学金と学費免除が一緒に受けることができるものですが，採用申請や継続の手続きは別々に行う必要があるため，学費免除の申請（継続の手続）を忘れてしまった場合には，学費免除が受けられなくなる可能性があります。奨学金や学費免除の各種手続に限らず，経済支援のお知らせ，各種手続の案内は，随時，教務情報ポータルシステムのお知らせ掲示で案内しており，お知らせが更新されると，学生のみなさんが利用している大学の学籍番号のメールアドレスに，更新情報のお知らせが届くようになっているので，案内の確認漏れをしないようにご注意ください。

  茨城大学では，新入生の方で，高等教育の修学支援新制度の給付奨学金に入学前の予約申請を行わなかった方であっても，入学手続き時に，高等教育の修学支援新制度の学費免除の申請書と一緒に，日本学生支援機構の給付奨学金の募集要項請求を行っていただくことで，入学料と前学期の授業料の免除申請が完了となり，入学時に無理して入学料を納めていただく必要がないようにしています。併せて，入学後に正式に日本学生支援機構の給付奨学金への申請を行っていただき，給付奨学金の採用結果を確認した後で，学費免除の結果通知を行い，結果に合せて学費納入をしていただくこととしています。また，入学後は，学期単位で日本学生支援機構の「給付奨学金の在学採用」と「学費免除申請」を受け付けしています。

  高等教育の修学支援新制度での学費免除申請は，日本学生支援機構の給付奨学金の結果に基づき決定しますので，高等教育修学支援新制度による学費免除に係る「申請書」あるいは，引き続き授業料免除を受けたい方であれば「継続申請書」を提出していただきます。茨城大学独自の授業料免除では，「茨城大学独自の学費免除申請書」に家計支持者の「課税証明書」と「世帯全員分の住民票」を提出していただきます。このほか，被災学生や，私費外国人留学生，独立生計学生は，個別に提出していただく書類があります。（詳しくは各申請学期単位に案内する「授業料免除のしおり」で確認してください。） ※　各制度の学費免除の書類提出の前に，茨城大学では，WEB上での事前申請を行っていただいています。

  前学期であれば6月頃，後学期であれば12月頃に決定し，学生あてに「メールで学費免除結果の通知」をしています。 ※令和3年度中に，学費減免に係るWEB申請システムの更新を行う予定です。令和3年度中に，結果通知方法が変更となる可能性があります。

  免除結果通知後，茨城大学の財務課より保証人あてに「授業料の納入通知」が届きます。納入通知に記載されている納入期限までに納めてください。なお，前学期は6月中に結果通知を行うため「おおむね6月末まで」，後学期は12月中に結果通知を行うため「おおむね12月末まで」に納めていただく予定です。※高等教育の修学支援制度による給付奨学生の採用が遅れた場合は，採用決定時期に合せて納入期限が繰り下がる予定です。

  成績優秀学生表彰は，既に授業料免除を受けている学生の方も表彰の対象となります。ただし，既に「全額免除」の授業料免除を受けている方は，新たに授業料の免除は行わず表彰のみ行われます。また，成績優秀学生に対する授業料免除額と，既に受けている授業料免除額の合計が，表彰学期の授業料の額を超える場合は，成績優秀学生として受ける授業料免除は，表彰学期の授業料免除の額を超えない範囲で実施されます。

  成績優秀学生の授業料免除は，各学部からの推薦に基づき，学内で選考を行い学長が決定するものです。学生本人が申請するものではありません。