新しい地域連携の取り組み

茨城県北ジオパーク構想


■茨城大学五浦美術文化研究所六角堂と海岸岩礁上の奇岩(ノジュール)

茨城大学では、地方自治体や市民団体等と連携して、茨城県北地域をユネスコが支援する世界ジオパークネットワークへの加盟をめざした活動を展開しています。平成21年5月30日に制定された「茨城大学憲章」で掲げた、地域の自然的資源・社会的資源を活かした独創的な研究の展開と、産・官・学・民の連携による地域社会の発展への寄与という課題の実践です。このことに関し、茨城県北部の7市町村に推進協議会へ参画していただきました。ジオパーク設置による茨城県北地域の地域振興に対して、茨城大学は学術的な方面での支援体制を整えています。ジオサイトの設計、地元ガイドの養成、資料の作成、ビジターセンターの設置など具体的な計画推進のために、教員のみならず学生をも加えた全学的な委員会が活動を開始しました。茨城大学は県北地域に五浦美術文化研究所、宇宙科学教育研究センター、大子合宿研修所を有していますが、これらの施設もジオパークの中で積極的に活かす計画を練っています。


■地質情報活用プロジェクト活動の様子

ジオパークとは

ユネスコの支援により2004年に設立された世界ジオパークネットワークにより世界各国で推進されているもので、地域の地形や地質といった豊かな自然の保存と活用、加えて地域の文化遺産をも生かした公園づくりで、地域の発展に寄与することも目指すものです。

関連リンク

茨城大学地質情報活用プロジェクト

茨城大学で地球科学を専攻する学生を中心としたプロジェクト。地質観光マップなどがご覧いただけます。