知的障害児の心理･生理･病理[第2版]：エビデンスに基づく特別支援教育のために

勝二博亮（茨城大学教育学部 教授）編著
細川美由紀（茨城大学教育学部 准教授）･軍司敦子（横浜国立大学 教授）･田原敬（茨城大学教育学部 准教授）･青木真純（東京学芸大学 講師）･日高茂暢（佐賀大学 講師）･鈴木浩太（四天王寺大学 講師）･久保愛恵（筑波大学大学院生）



出版社：北大路書房
出版日：2023年12月
ISBN： 978-4-76283-239-0
定価：2,970円（税込）

著者コメント

　本書は、特別支援学校教諭の免許状取得を目指す学生のためのテキストとして作成されました。知的障害領域に関して、心理、生理および病理に関する内容がまとめられた書籍がほとんどなかったことが、本書を作成する動機の一つとなりました。初版発刊後は、編著者以外の先生方からも大学のテキストとして採用いただき、多くの読者に活用していただいています。さらに今回、特別支援学校教諭免許状におけるコアカリキュラムの策定にあわせて改訂と加筆を行い、第2版の出版となりました。知的障害の定義やアセスメント、発生要因、特性、健康上の問題、さらに関連のある発達障害や関係者間連携について解説し、DSM5-TR、WISC-Ⅴ、てんかん分類等の新情報と共に多角的な視点と配慮を提供しています。また、特別支援学校の教員となるうえで、なぜ「心理・生理・病理」を学ばなければならないのか、その意義についても解説しています。特別支援教育に携わる多くの方々に、本書をご活用いただければ幸いです。

著者プロフィール

勝二 博亮（茨城大学教育学部 教授）

専門は特別支援教育、神経教育学。
1999年 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科 修了（博士（教育学））。
主な著書に「シリーズ心理学と仕事　神経・生理心理学」（分担執筆）（2019年、北大路書房）、「生理心理学と精神生理学 第Ⅲ巻 展開」（分担執筆）（2018年、北大路書房）など。