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【茨大広報学生PJ・宮沢さん】茨大生・教職員が選ぶ!わたしの推本
―生協学生委員会がインタビュー

 茨城大学生活協同組合書籍部と生協学生委員会(GI)では、今の学生生活の実態を正しく捉え直し、もっと書籍部へ足を運びたくなるような取組みとして、おすすめ書籍「#推本」企画を実施しています。
 茨大生・教職員が選ぶそれぞれの「推本」について、GIメンバーが選者へのインタビューを通じて紹介していきます。今回は茨大広報学生プロジェクトで代表を務める宮沢佳成さん(人文社会科学部2年)の「推本」です。

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宮沢佳成さんの推本

浅田次郎 著『勇気凛凛ルリの色』(講談社、1999年)
 著者の浅田さん自身が経験したことを綴ったエッセイをまとめた1冊で、コメディ色の強いお話からシリアスなものまで、幅広い種類のお話を読むことができます。宮沢さんは幼い頃にお母さんから薦められたことがきっかけで読んだそうで、今でも思い出深い1冊になっているようです。

宮沢佳成さんと読書

 宮沢さんに読書についての考えなどをお聞きしました。

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Q.宮沢さんの簡単な自己紹介と所属している茨大広報学生プロジェクトの活動について教えてください。

 人文社会科学部法律経済学科2年の宮沢です。法学メジャーを専攻しています。茨大広報学生プロジェクトではリーダーを務めています。

 茨大広報学生プロジェクトとは、学生が大学の広報室の職員と協力して、興味があったことや学内での出来事などを学生目線で取材し発信するということをメインに活動しています。全体で40人程度の学生が所属していますが、その中で広報紙「IBADAIVERS制作やInstagramでの情報発信、イベント企画・運営などそれぞれを担当するチーム班に分かれています。また、「遊軍」のメンバーは、興味のある話題についてインタビューをしたり取材をしたりして、HPに掲載する記事を執筆しています。

 私は茨城大学のホームページで見つけたことで興味をもち、このプロジェクトに所属することにしました。大学の広報室と関わって活動を行うので、普通に大学生活を送っているだけでは気づかないことに気づけるのがやりがいだと感じています。

Q.宮沢さんの読書習慣について教えてください。

 比較的新書を読むことが多く、色々な人の考えに触れることを大事にしています。触れた考えをもとに、大学の授業などで問題を考えるときに色々な視点からアプローチしたいと考えています。また、法学メジャーを専攻していることもあり、経済学などは専門外なのですが、新書を通してそのように選べなかった分野について知ることができるとも思っています。

 夜やアルバイトの休憩時間などの隙間時間に読むことが多く、1ヶ月に1冊読む目標を立てているのですが、なかなか難しいですね。本屋でタイトルを見て買うこともあれば、Amazonなどでまとまって買うこともあります。積読をしてしまうタイプですね() 趣味の本としては、電車の時刻表を買いますね。電子書籍より紙での書籍の方が好きです。

Q.選書の理由をお聞かせください。

 自分の中で思い出深い1冊だったので選びました。幼い時に具合を悪くして寝込んでいた時があったのですが、そのとき母親から「これを読んでなさい」と言われて渡されたものだったんです。普段はあまりエッセイを読まないんですけど、この本は面白かった印象が強いです。特に、コメディ要素の強い話で毎晩チョコレートケーキを1つ食べていることが原因で血圧が上がってしまう話が面白くておススメです() 医者からやめろと言われるんですが、やめない頑固な浅田さんのお話です。
 しかし、浅田さんが自衛隊に所属していたこともあって、自衛隊に関するお話のときはシリアスなものが多いですよ。三島由紀夫に思いを馳せるようなお話もあって、本当に幅広い内容を楽しむことができます。

推本インタビュー_宮沢さんと学生.jpg

宮沢さんのほか、茨大広報学生プロジェクトのメンバーの皆さんに選んでいただいた"推本"は、
生協書籍部にて紹介しています。是非お越しください!

(取材・構成:生協学生委員会 杉田 捷人(人文社会科学部4年))