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横山大観、小川芋銭、高村光太郎などの直筆手紙を展示
五浦美術文化研究所所員企画展2022「つなぐ人つなぐ文」を開催中

 茨城大学水戸キャンパス図書館1階展示室において、「茨城大学五浦美術文化研究所所員企画展2022『つなぐ人つなぐ文―手紙に「見る」そのひとらしさ』」を開催しています。

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 北茨城・五浦の六角堂など美術思想家・岡倉天心ゆかりの文化財などを管理している茨城大学五浦美術文化研究所では、本学のさまざまな学部の教員が所員を兼任して岡倉や日本、地域の芸術に関する研究活動を展開しています。今回の取り組みは、同研究所の趣旨を踏まえて、所員が自らの専門分野を活かした展示を企画するという、新たな試みとなります。

 本展覧会は、横山大観、木村武山など五浦ゆかりの画家や、大観が認めた小川芋銭、高村光太郎などの書簡やはがきを展示するもので、教育学部の齋木久美教授が中心となって企画しました。それぞれ「そのひとらしさ」が表れた手紙の数々は、草書や変体仮名が使われており、筆を勢いよく走らせているため、専門知識がないと正確に「読む」のが難しいものばかりです。齋木教授は、「読めなくても『線』や『書きぶり』が味わえる。太さ、細さ、強さなどの個性を感じながら、『読まない』鑑賞も楽しんでいただければ」と語ります。

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 1112日(土)には、今回の展覧会を記念した講演会を、茨城大学水戸キャンパス図書館3階ライブラリーホールで実施しました。記念講演会では、茨城大学名誉教授の小泉晋弥氏が「小川芋銭の芸術」、茨城県立多賀高等学校講師の安裕明氏が「光太郎と宮崎稔」と題してそれぞれ講演し、参加者は熱心に耳を傾けました。

 本企画展は、1121日(月)まで開催しています。入場は無料で、一般の方も事前のお申込みによりご来場いただけます。貴重な資料をご覧いただける機会となっておりますので、様々な表現に感じられる「そのひとらしさ」を体験して「読まない」鑑賞をしてみませんか。

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茨城大学五浦美術文化研究所所員企画展2022『つなぐ人つなぐ文―手紙に「見る」そのひとらしさ』

【会期】2022118日(火)~1121日(月)
 ※1113日(日)、19日(土)、20日(日)は休館。
【会場】茨城大学水戸キャンパス図書館1階展示室
【主催】茨城大学五浦美術文化研究所
【入場料】無料
【申込み】事前予約が必要です。こちらからお申込みください。

【お問合せ】茨城大学 研究・社会連携部 社会連携課

 TEL:029-228-8425
 MAIL:6kakudo[at]ml.ibaraki.ac.jp ※[at]を@に置き換えてください