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みんなを笑顔に!
チアリーディングサークルCherry's が校内ライブを開催

 長引くコロナ禍。新型コロナの感染が拡大し始めた2020年に入学した3年生は入学当初、オンライン中心の学生生活を強いられました。チアリーディングサークル「Cherry's」はこれまで、学内外のイベントや部活動の試合などでパフォーマンスを披露してきましたが、イベントの中止などにより出演機会が失われ、思うように活動できない日々が続きました。
 現在もコロナの影響が続く中、人前でのパフォーマンスを再開させたいと、3年生が中心となり校内ライブを企画。当日の様子を取材し、このライブにかける思いを聞きました。

 5月17日(火)、水戸キャンパスの講堂に、華やかな衣装に身を包んだチアリーダーが集まった。Cherry'sにとって、約2年ぶりとなるパフォーマンスの場だ。
 「1年生のとき、初めて仲間と顔を合わせたのは夏でした。パフォーマンスをする機会がなく、何を目標に練習して、踊っているのかがわからなくなっていました」と、当時の苦悩を振り返るのは、サークル長を務める松本菜那さん(教育・3年)。その後も対面で練習することはなかなかかなわず、自宅などで各自が練習し、オンラインで状況を報告するといった日々が続いた。入学から2年間で、観客の前でパフォーマンスを披露できたのはわずか1回。コロナの状況がわずかに好転した今年から、ようやく対面での練習ができるようになり、1・2年生の新メンバーも増え、徐々に活気が戻ってきた。

 「これまでは依頼が来て出演するという受け身の活動が多かった」と藤田梨利花さん(工・3年)が振り返るように、コロナ禍以前は学外でのイベント出演も多かったが、声をかけてもらう機会は減ったまま。そんな状況を打破するため、まずは学内でのライブを企画することで、出演機会を増やす足がかりにしようと考えた。社本優希さん(教育・3年)は、「新しい目標を立てて、自分たちのモチベーションを高めたかった。このままだと活動実績がほとんどないまま終わってしまう。一から企画して、自分たちで実績を作ろう」と、ライブを企画したきっかけを語る。校内ライブを実現するため、感染症対策を含めた企画書を3年生を中心に作成した。「大学の職員の方もライブ開催に向けた条件を積極的に提示してくれるなど、親身に相談に乗ってくれた」と大河原百夏さん(工・3年)は言う。大学側から開催を後押ししてもらったことも励みになった。また、「当日を元気に迎えられるように、練習のたびにメンバー全員の体温を測定するなど、対策を徹底した」と大島望来さん(人社・3年)が話すように、日々の体調管理にも気を配った。

 開催当日、会場には約70名の観客が来場。ステージでは、11名のメンバーが笑顔でパフォーマンスを披露した。「できっこないを やらなくちゃ」(サンボマスター)、「キュン」(日向坂46)のほか、Cherry'sの伝統ナンバーである「SHAMROCK」(UVERworld)の音楽にのせて、20分間のライブを観客とともに楽しんだ。

Cherrys_1.JPGのサムネイル画像全員が「楽しかった」と振り返るパフォーマンス。客席からの手拍子も会場を盛り上げた

 「見に来てくれたお客さんを笑顔にしたい、元気にしたいという気持ちで、私たちも精一杯楽しめた」(中島里美花さん(人社・3年))、「お客さんの前で踊るという達成感を2年ぶりに感じた(白土莉々さん(人社・3年))」と、それぞれ舞台上で感じた思いを振り返る。また、2年生にとっては今回が初めてのステージとなり、「お客さんを前にして踊るのがとても楽しくて、あっという間の時間だった。企画から準備まで、先輩たちがすべて対応してくれて、すごさを実感した」と、児玉未緒さん(教育・2年)は3年生をまぶしそうに見つめた。

Cherrys_2.JPGチアリーディングの醍醐味「スタンツ」。会場を沸かせた

 今後は、オープンキャンパスや茨苑祭(学園祭)等の学内イベントや、体育会系の部活動の応援を中心とした活動が控える。また、校内ライブも定期的に開催する予定だ。引き続き新メンバーを歓迎しているといい、「Cherry'sの仲間になったら、大学生活で損することはありません!ぜひ入ってください!」と松本さん。彼女たちの晴れやかな表情が、さらなる飛躍を予感させた。

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(取材・構成:茨城大学広報室)

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