設立趣意書
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CONTENTS設立趣意書

茨城大学は、旧制の水戸高等学校、茨城師範学校、茨城青年師範学校及び多賀工業専門学校を包括し、文理学部、教育学部、工学部の3学部からなる新制大学として昭和24年に設置された。その後、茨城県立農科大学を母体に昭和27年に農学部が設置され、昭和42年には文理学部が改組されて人文学部及び理学部となり、それぞれの伝統を受け継ぎながら、現在では5学部・大学院4研究科を擁する、地域性と総合性を持つ大学として発展してきた。

今日までに茨城大学を巣立った同窓生は、約7万人に及び、国内外の各界・各方面で活躍し、文化や産業、科学技術、教育などの発展に大きく貢献するとともに、茨城大学と社会との交流・連携の一端を担っている。

茨城大学は、「首都圏北部における学術文化の中核的な拠点として、教育と研究における専門性と総合性の調和を図りつつ、世界的視野と先見的視点に立脚し、人材育成と学術研究を通じて社会の持続的な発展に貢献する」ことを理念として謳っている。

この理念の下、平成16年4月の国立大学法人化を受けて、いち早く「茨城大学社会連携事業会」及び「茨城大学地域連携推進本部」を立ち上げ、「地域に支えられ、地域から頼りにされる大学」を実質化するための社会連携事業等の活動を興隆させている。また、世界的な研究拠点として発展するべく、茨城県が推進 する「J-PARC(大強度陽子加速器施設計画)」構想における県の中性子ビームラインの維持・管理・研究や、持続可能な世界の構築をめざす「サステイナ ビリティ学連携研究機構」における「茨城大学地球変動適応科学研究機関」の取組など、さまざまなプロジェクトを推進している。

地球環境・省エネルギー・資源問題、新産業・新技術創出、環境にやさしい農業、少子高齢化社会への対応、教育の充実と心のケアなど、多様かつ流動的な現代社会の要請に茨城大学が応えていくためには、社会とのより一層の交流・連携が必要であることは論を待たない。そのため、社会との架け橋として同窓生が果たすべき役割への期待は一層大きなものとなっている。

現在、茨城大学には5つの学部等同窓会があり、それぞれ独自に活動しているが、国立大学法人化を経た現状に鑑みると、学部の垣根を越えた横断的かつ有機的な活動による母校との協力・連携の拡大が強く求められている。

ここに「茨城大学同窓会連合会」を設立し、学部等同窓会相互の情報の共有と親睦を深めるとともに、各同窓会と茨城大学との連携を強化し、もって茨城大学の発展・学術の振興に寄与することを希うものである。

平成18年9月30日

茨城大学同窓会連合会設立発起人

文理・人文学部同窓会会長 室伏 勇
教育学部同窓会会長 堀川 賢壽
理学部同窓会会長 鈴木 昌友
多賀工業会会長 寺門 龍一
農学部同窓会会 赤塚 尹巳