「茨城大学グリーン化推進計画」の取り組みについて
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CONTENTS「茨城大学グリーン化推進計画」の取り組みについて

「茨城大学グリーン化推進計画」の改訂について

 現在、世界各地で気候変動による極端な現象が頻発しています。干ばつによる欧州やオーストラリアなどでの山火事やアジア各地での農作物や森林への影響、海水温上昇による水産業の不振など、影響は世界中に及び、ことに本年のパキスタンの大規模洪水では国土の3分の1が水没したといわれます。それらの物的・人的被害は計り知れません。IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)の第6次報告書は人為的な影響がこのような気候変動に影響を及ぼしていると強く主張しました。各国はこのような状況に対し削減目標を掲げ対策を進めていますが、国においては2030年度までに2013年比で46%削減という目標を新たに宣言し、続いて2050年カーボン・ニュートラル宣言をも行い、温室効果ガス削減に向け各国と協調して世界のリーダーシップを取っていくことが期待されています。また茨城県においても2017年度に策定された「茨城県地球温暖化防止行動計画」について、現在次期計画が議論されているところでもあります。

 茨城大学では、従来より「社会の持続的な発展に貢献」するために、「教育」、「研究」活動を通して、環境保全活動を積極的に行うとともに、様々な工夫・改善により温室効果ガスの削減に取り組んできたところでありますが、この度の政府や県の新たな動きを受けて、温室効果ガスの一層の削減とグリーンな大学の構築を目指した「茨城大学グリーン化推進計画」を改訂したところであります。

 本改訂においては、2030年度に2019年度に対して本学の温室効果ガス排出量を、当面少なくとも11%削減する目標を掲げ、その実現のために、環境に係る教育・研究の推進とエネルギーのグリーン化や節電などの具体的計画を明文化しました。また、2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)も念頭に計画内容を再編しました。今後は毎年度、本計画の実施状況を点検するとともに、より高い目標に向けて見直しを行うこととしております。