夜の水戸キャンパスでは、教育学部A棟屋上に掲げられた「茨城大学」の文字が、照明で明るく浮かび上がっています。このライトが、9月18日(金)~30日(水)の期間は、ブルーに彩られます。これは9月23日の「手話言語の国際デー」及び「手話の日」にあわせて、本学として初めて実施するものです。
一般財団法人全日本ろうあ連盟によれば、9月23日の「手話言語の国際デー」は、2017年に国連総会で決議されました。その決議文では、「手話言語が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権が完全に保障されるよう国連加盟国すべてにおいて手話言語についての意識を高める手段を講じることを促進する」とされています。その後日本においても、2025年6月に「手話に関する施策の推進に関する法律」が制定され、9月23日が「手話の日」となりました。
「手話言語の国際デー」「手話の日」を踏まえ、9月23日前後には、日本国内の各地でもブルーライトアップや各種啓発イベントが行われます。今回、茨城大学もこの取組みに参加することになりました。
きっかけは、今年4月に茨城大学に総務課長として着任した平野忠さんの発案でした。平野さんは茨城大学へ異動する前の職場で障害者施策を担当しており、まさに「手話の日」関連のイベントも担当していました。それもあり、「茨城大学でも何かできないか」と検討を始めました。
実は茨城大学と手話、あるいは聴覚障害者の支援にはつながりがあります。教育学部の特別支援コースで授業を受け持っている田原敬准教授と井口亜希子講師はいずれも聴覚障害児教育の研究を専門としており、今年1月には教育学部内に「コミュニケーションときこえのラボ(CDC)」を発足しました。
コミュニケーションときこえのラボ:https://cdc.lab.ibaraki.ac.jp/
普段から聴覚障害に関わる教育や支援を幅広く行っている田原准教授らも、平野さんの呼びかけに賛同。今回の教育学部棟のブルーライトアップや関連イベントの企画が決まりました。
ブルーライトアップは9月18日(金)にスタートし、同30日(水)までの13日間、毎夜行われる予定です。また、聴覚障害のある当事者やケアに関わる方たちの学びと交流のイベントも後日開催する計画で現在準備を進めています。
平野さんは、「この機会に、聴覚障害に留まらずさまざまな具体的な障害の特性や、障害のある人に対して理解と関心を深めていただければ」と話しています。
