茨城大学軟式野球部が、8月16日に長野県で開幕する第6回全日本大学軟式野球選抜大会(SUMMER CUP 2026)への出場を決めました。同部の全国大会出場は34年ぶりです。
大学軟式野球では全国大会が夏の選抜大会、秋の選手権大会と年2回開かれていて、選抜大会は各リーグの優勝校と、各地区ブロックの代表校が出場します。
茨城大学は北関東リーグで2位となり、選抜大会への切符をかけた第6回東関東ブロック大会(6月9、10日 栃木県)に出場しました。ブロック大会初戦で全国経験が豊富な日本大学経済学部を1点差で破って勢い付くと、決勝は東京理科大学を7―2で退けて優勝しました。主将の豊田哲寿さん(教育学部3年)は「投手陣を中心に守備から攻撃につなげる展開。茨大の勝ちパターンです」と決勝を振り返りました。
強豪校には専任の監督やコーチがいる場合もありますが、茨城大学は部員が主体。昨年秋に長年チームを支えてきた大学院生の監督が引退し、主将と2人の副主将を中心に、新チームづくりを進めてきました。
チームが切り替わった当初は戦術に秀でる副主将・河合晟さん(工学部3年)が、試合に出ながら攻撃のサインを出したり選手交代の指示をしたりしていました。練習試合などを重ねる中で、河合さんの役割を分担しようと、豊田さんと副主将・廣江直太郎さん(教育学部3年)を加えた3人が試合運びを考えることになりました。豊田さんは「始動したころの課題を乗り越え、試行錯誤を続けました。それが今いい形で表れていると思います」と自信をのぞかせました。
チームの強みは、雰囲気の良さと団結力。高校時代に野球を経験した部員だけでなく、ラグビーやソフトボールなど異なる競技経験を持つ選手も多く、そうした部員たちの素朴な疑問や確認がチーム全体の理解を深めるきっかけにもなっています。廣江さんは「分からないことをそのままにせず、互いに声をかけ合いながら話し合える関係性が、組織的な守備にもつながっていると思う」と話します。
目標の「全国出場」を達成し、実感がわいてきたのは「1か月ぐらい経ってから」と豊田さん。選手として試合に出ながら事務も担当する向井凜さん(同)も「大会に向けた選手登録や宿泊の書類が増えてきて、『全国に行くんだな』って」と笑顔を見せました。
選抜大会1回戦の相手は何度も全国優勝している強豪・日本体育大学。豊田さんは「日本トップクラスのチーム相手にどこまで試合ができるか楽しみ」と試合を心待ちにしている様子。チーム唯一の4年生、竹江真哉さん(人文社会科学部)も「少しでも長く野球がしたい」と静かに闘志を燃やしました。マネージャーとしてチームを支える岩渕彩葉さん(教育学部3年)は「選手が試合をしやすい環境や雰囲気を整えたい」と話しました。
1回戦は8月17日(月)、佐久総合運動公園野球場で行われます。
茨城大学一同、応援しています!頑張れ軟式野球部!!