茨城大学プロデュースのチョコレート「POD(ポッド)」が完成しました。茨城大学農学部とインドネシアのガジャ・マダ大学(Universitas Gadjah Mada:UGM)との教育交流をきっかけに、インドネシア産カカオを使ったオリジナルチョコレートをつくる活動として立ち上がった「茨大チョコレートプロジェクト」の成果です。
茨大チョコレートプロジェクトは、応用生物学野の佐藤達雄教授を中心に、2023年に立ち上がりました。学生たちはインドネシアでのカカオ生産の現場を訪ね、栽培から発酵、チョコレートづくりまでの一連の流れを実践的に学修。さらに商品開発やマーケティングにも主体的に取り組むことで、持続可能な農業生産のあり方や地域課題への理解を深めてきました。
このチョコレートが生まれた背景には、茨城大学とガジャ・マダ大学との国際交流がありました。両大学は、2000年に農学部間で、2010年に大学間で交流協定を締結して以来、教育・研究の両面で連携を続けてきました。学生交流が開始されてからは、茨城大学の学生がたびたびカカオ農園を見学してきました。そして2020年、茨城大学の学生が同大学のココアパウダー製造工場「UGM Cocoa Teaching and Learning Industry」を初めて見学したことを契機に、このプロジェクトの構想が生まれたのです。
その3年後にプロジェクトが本格始動し、茨城大学農学部附属国際フィールド農学センターに整備されたチョコレート製造設備を活用しながら試作を重ねました。そうしてこのたび、“茨大チョコ”がついに完成しました。
その名もPOD。“Pathway Of Dreams(夢への道)” の頭文字を取ったもので、カカオの実を意味する「カカオポッド(cacao pod)」にも由来します。インドネシア産カカオ特有のフルーティーな香りと爽やかな酸味が特徴です。製造は水戸市のチョコレート専門店「DALMAISON(ダルメゾン)」が担当しました。パッケージデザインは、茨大チョコレートプロジェクトの中心メンバーで、デザイナーでもある東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程(茨城大学配置)・岩田京さんが手掛けました。
10月の阿見キャンパス学園祭「鍬耕祭」での試験販売では好評を博し、水戸キャンパスの学園祭「茨苑祭」で正式販売されることとなりました。販売は11月8日(土)、9日(日)10時35分〜15時に行います。価格は3,000円(税込)。岩田さんの研究の一環で、製品に関するアンケート調査も実施します。
PODは、2025年11月現在、茨苑祭以外での販売予定はありません。この貴重な機会に、国際交流と学修の結晶であるPODをぜひご賞味ください!
