高校生が体感!茨城大学に広がる学びの世界

 8月1日に水戸キャンパスでオープンキャンパスが開催されました。当日は時折雨が降る不安定な天候となりましたが、会場では終始、学びと発見の光が広がっていました。茨大広報学生プロジェクトのメンバーが、当日のプログラムと参加者、運営に参加した学生の様子を紹介していきます。

運営に携わる学生たち
来場者受付

 学生相談コーナー「イバコの知らない世界」では、生協学生委員会(GI)に所属している学生が、高校生やその保護者の相談に丁寧に答えている姿が見られました。昨年からスタッフとして参加している原井咲知(理・2)さんは「今年は運営の中でも中心的な役割を担うようになりました。高校生の相談に丁寧に答えることも大切ですが、今回運営初参加の1年生や他のメンバーを引っ張っていきたいです」と意気込みを語りました。学部によって答える内容が違うため、GIでは毎年マニュアルを更新するなどの工夫をしているそうです。
 愛知県から参加した高校生は「時間割の組み方や休みの日の過ごし方など、先生には聞きにくいことを教えてもらえて、入学後のイメージが湧きやすくなりました」と満足した様子でした。

イバコの知らない世界 相談の様子
イバコの知らない世界 相談の様子

 2024年度に設立された地域未来共創学環の相談コーナーでは、学生だけでなく教員も加わり、高校生の疑問に丁寧に応じました。内田のぞみ(学環・1)さん、菅原さくら(学環・1)さんは「未来の後輩に会えるということで緊張より楽しみが強いです」「雨が降ったり止んだりしているのが残念ですが、模擬授業など屋内プログラムで楽しませたいです」と和やかな表情を浮かべて話しました。
 日立市から参加した高校生は「受験勉強や入試形態、学校生活について詳しい話を聞くことができて良かったです。茨城大学が第一志望なため、今回来校して様々な施設を見ることができ、勉強の意欲が湧いてきました」と話しました。

地域未来共創学環 相談の様子
地域未来共創学環 相談の様子

 終盤に行われたスペシャルトーク「『この星を見る』映画化への道」では、茨城大学理学部卒業生で、本作品のモデルの1人で実写映画の天文監修を務めた岡村典夫さんが登壇しました。岡村さんは自身の人生や人との出会いから得た教訓を語り、印象深いトークとなりました。本作品の原作者である辻村美月さんとのエピソードや映画撮影時の裏側にも触れ、参加者の関心を集めました。終盤には会場から質問や感想が次々と寄せられ盛り上がりを見せました。

講演する岡村先生
講演する岡村先生

 今年度のオープンキャンパスも昨年度に引き続き、多くの学生がスタッフとして参加し、来場者とともに多くの学びや発見を生み出すことができました。来場者からは「入学後のイメージが湧きやすくなった」や「学ぶ意欲が高まった」という声が寄せられ、充実した1日を過ごした様子がうかがえました。

 茨城大学では、830()、地域住民の方々が気軽に足を運ぶことのできるイベント「IBADAY」を開催します。幅広いジャンルの企画をご用意しておりますので、今回来られなかった方々もぜひお越しください。

 (取材・執筆:朝倉久瑠美(人文社会科学部3年)、増田夕奈(同2年)、五十嵐穂南(同1年)、城戸麻稀(同))

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