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【著作・制作物紹介】大学院理工学研究科/応用理工学野・福村真紀子助教 他 編著
ことばと公共性:言語教育からことばの活動へ

ことばと公共性:言語教育からことばの活動へ


9784750358383_0_Fukumura Makiko.jpeg牛窪隆太、福村真紀子(大学院理工学研究科/応用理工学野助教)、細川英雄編著


出版社:明石書店
出版日:2024年10月
関連リンク:https://www.akashi.co.jp/smp/book/b653951.html

著者コメント

 言語教育とは、誰が誰のために、何のためにするものなのでしょうか。

 今、言語教育は形を変えようとしています。たとえば、日本語教育は、日本政府の「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」(2018)に日本語教育の推進が明記されて以降、「社会」と急接近しています。
 また、英語教育をはじめとする外国語教育は、「グローバル化」の旗を掲げ、大学の生き残りをかけて、戦略的にそのあり方が模索されるようになっています。

 本書では「公共性」(公的なもの、開かれたもの、共通するもの)を軸として、言語教育と公共の接点を探ります。そして、「ことばの活動」として再提起することにより、未来志向(フィードフォーワード)型の議論を展開します。
 本書の最後には「ダイアローグ」というパートがあり、編著者が本書の執筆者たちにインタビューし、その内容が記載されています。本文には書ききれなかった執筆者の思いや、その思いの背景などが示されています。各ダイアローグには、【読者への問い】が提示されていますので、ぜひ、お仲間との読書会などで、問いや本書のテーマをめぐって対話をしていただけると嬉しいです。

著者プロフィール

福村真紀子(大学院理工学研究科/応用理工学野 助教)

研究分野は地域日本語教育。
早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程修了。博士(日本語教育学)。
早稲田大学助手、助教を経て現在茨城大学大学院理工学研究科/応用理工学野 助教。
主な著書は「結婚移住女性のエスノグラフィー:地域日本語教育の新しい在り方」(2023年、早稲田大学出版部)。