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インドネシアのガジャ・マダ大学からエミリア学長らが来学
―教育・研究の交流強化へ 新しいレベルでの連携を

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 422日、インドネシアのガジャ・マダ大学(Gadjah Mada University)のオーヴァ・エミリア(Prof. Ova Emilia)学長ら計12名の一行が茨城大学の水戸キャンパスを訪れ、今後の連携の強化に向けて、太田寛行学長らとのミーティングを開催しました。

 両大は2005年の国際シンポジウムでの交流をきっかけに親交を深め、これまで農学部・大学院農学研究科を中心に、大学院のダブルディグリープログラムやAIMSの学生交流、教員間での共同研究などを進めてきました。

 ガジャ・マダ大学は、60,000人以上の学生数を誇る大規模な大学で、18の学部をもち、世界中の大学と交流を進めています。
 茨城大学では、気候変動の適応策・緩和策の両輪での研究を強みとし、気候にレジリエントな開発(Climate Resilient Development : CRD)を追究していくための国際ネットワークの構築を進めており、今後、この領域でのガジャ・マダ大学との連携も強化していきたい考えです。

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 水戸キャンパス内の会議室で行われたミーティングで太田学長は、微生物の研究者としてガジャ・マダ大学の研究者の案内で現地の火山を訪れたことなど個人的な思い出にも触れた上で、「コロナ禍以降、交流がストップしていたが、息長く続くパートナーシップをこれから新たなレベルで構築していきましょう」と呼びかけました。

 ガジャ・マダ大学のエミリア学長は、両大が同じ1949年創立であることや、2010年以降取り組んできた大学改革の成果が出てきていることを紹介し、「連携の強化に向けてできる限りの可能性を探っていきたい」と、今回の訪問への期待を示しました。

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 その後、午前中のセッションでは、両学長がお互いの大学について紹介。エミリア学長は、今後茨城大学との連携を強化したい領域として、農学だけでないより広い分野での教育・研究の交流や、ダブルディグリープログラムの拡大などを挙げました。また、この4月に開設された茨城大学原子科学研究教育センター(RECASについて岩佐和晃センター長が解説しました。

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 陽の当たる共通教育棟の中庭(ライトコート)でお昼を囲んだ後、午後のミーティングでは関心ある分野に分かれてグループでの協議を行いました。

 その後一行は、ネモフィラが咲き誇るひたち海浜公園へと移動。茨城の春を満喫しました。

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