工学部「こうがく祭」3年ぶりに対面開催
―11/5@日立キャンパス 誰でも遊び、学べる地域密着イベント
日立キャンパス・工学部の学園祭である「こうがく祭」が、11月5日、3年ぶりに対面形式で開催されます。高校生や大学生はもちろん、子どもから大人まで楽しみながら茨城大学工学部の魅力やものづくりの世界に触れられる「こうがく祭」。先月末には実行委員会が記者会見を開いて意気込みを語るなど、懸命にPRしています。
対面の「こうがく祭」の経験がない中で
もともと工学部独自のオープンキャンパスという性格が色濃かった「こうがく祭」は、2017年度に大きくリニューアルをし、学生主体の実行委員会が企画・運営する形となりました。研究室ごとに企画されたワークショップや見学プログラムはもちろんのこと、サークルによるステージパフォーマンスや飲食店、さらには日立エリアの学校や団体と協力した企画なども特徴で、小さなお子さんから大人まで誰でも楽しめる地域密着イベントとして定着しています。
ところが新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年度、2021年度はオンラインでの開催に。そして今年度、感染拡大防止の対策を十分に講じた上で、3年ぶりの対面開催に漕ぎつけました。
実行委員会の中心メンバーは学部の3年生と4年生。3年生のメンバーは入学式が中止となり、1年次はほぼすべての授業、活動がオンラインとなりました。日立での対面の「こうがく祭」の体験がほとんどない中、かつて実行委員を務めた卒業生などにも助言をもらいながらここまで企画を進めてきました。
家族で遊び、学べるイベント
誰でも楽しめる地域密着のイベントということで、お祭り気分を味わえる射的、ヨーヨー釣り、的を狙ってボールを蹴るサッカーゲーム、また、スタンプラリーやビンゴ大会などの参加型企画が充実しています。もちろん「こうがく祭」らしく、ラジオ作りや科学実験、鍛冶体験、多言語名刺づくりといったユニークなものづくり体験企画もあり、家族でたっぷり遊び、学べるイベントになっています。
屋外では、吹奏楽やチアダンスなどのパフォーマンスに加えて、先日の全国大会でTop10入りの快挙を遂げた学生フォーミュラ部のマシン走行のデモンストレーションも展開。迫力ある音と走行をぜひ体感してください。
学生フォーミュラ部の今年のマシン
また、工学部の多彩な教育・研究に触れられるのも「こうがく祭」の魅力です。工学部の5つの学科で複数の研究室を公開。最新の研究設備などをご覧いただけます。さらに1コマ20分程度の模擬授業が全20コマ用意されています。大学進学を考えている方はもちろん、小中学生や社会人も含めてどなたでも受講可能です。
当日は生協の学生食堂や10台以上のキッチンカーなど、普段学生たちが利用している飲食施設もご利用いただけます。
なお、キャンパスは駐車スペースが限られているため、ご来場の際は公共交通機関のご利用をお願いします。当日は日立駅と常陸多賀駅から臨時バス(有料)の運行も予定しています。
また、感染拡大防止対策として、ご自身での体調チェックやマスク着用、消毒、食事中の会話を控える等の対策についてご協力をお願いいたします。
公式マスコットキャラクターもできました
今年は「こうがく祭」の新しい公式マスコットキャラクターもお目見えしました。その名も「こうがくサイ」です。
デザインを手がけたのは3年生の志田優海さん。志田さんによれば「チャームポイントやつぶらな瞳とかわいい手足」。サイの爪は丸いのですが、「こうがくサイ」はものづくりに携われるように爪を鋭くさせました。また、ハッピを来ているお祭りバージョンだけでなく、白衣やつなぎなどを着せて5学科の特徴を取り入れたバージョンも数々用意しています。
さっそく多方面から「かわいい」という評判を得ているという「こうがくサイ」。当日は横断幕やのぼりなどの形で、キャンパスの至るところ登場する予定です。
その他、こうがく祭の最新情報は、2022こうがく祭ホームページや公式SNS(Twitter、Instagram)、YouTubeチャンネルでご確認ください。
また、今年度は水戸キャンパスの茨苑祭(11月12日・13日)、阿見キャンパスの鍬耕祭(10月22日・23日)も同じく3年ぶりの対面開催となります。こちらもぜひお出かけください。