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将来のために今できる事とは?―インターンシップから始める就活―

 630日(木)、人文社会科学部の村上信夫ゼミによる「第11回マスコミ就活シンポ」が開催されました。本シンポに参加した、茨大広報学生プロジェクトの立川陽菜さん(人社・1年)によるレポートです。

 630日に本学人文社会科学部現代社会学科の村上ゼミが主催する「第11回村上ゼミ主催マスコミ就活シンポ」が開催された。ゲストには西崎啓太朗氏(朝日新聞水戸総局)、嶋村英里氏(読売新聞水戸支局)、岸本靖子氏(共同通信岐阜支局)を迎え、企業で人事採用を担当していた経験ももつ村上信夫教授も登壇した。その他にもテレビ局や広告関係企業に就職した村上ゼミのOBOG4年生の方がVTRで出演するなど、多くの方々の生の声を聴くことができた。シンポに参加したのは学部や学科、学年の垣根を超えた約30名。それぞれが真剣な表情で参加していた。

 シンポでは、ES(エントリーシート)の効果的な書き方や実際に行っていた面接対策、インターンシップについての話があったが、今回は大学生にとって将来を考えるのに大切なインターンシップに注目する。

就活シンポに参加する皆さん 就活シンポに参加する皆さん

 インターンシップの際、昼休みに社員の方々とご飯を食べたり喋ったりしていたと話すのは西崎さん。インターンシップは採用の一環であると考え、模擬取材の際には深みのある質問をするようにしていたという。インターンシップは質問をたくさんしなくても、廊下ですれ違った時などに声をかけたり質問したりすることができる環境にある。それらを生かせるのであれば恵まれた制度であると話した。

 嶋村さんもインターンシップは採用につながっているだろうと話す。読売新聞でのインターンシップでは、社員の方がESを見てくれるなど、親子のような親密な関係だったという。心がけたことは、質問を積極的にするなどアピールをすること。事前に質問内容を10個ほど考えておいたそうだ。また、暗い雰囲気の人より明るい雰囲気の人から取材されたいだろうと考え、明るく振る舞うように心がけたと話した。

 VTRで出演した村上ゼミの4年生・五十嵐宇応さんは、近年注目されるオンラインでのインターンシップについて話した。五十嵐さんは「オンラインであっても参加することに意味がある。その会社の情報を得ることができるし、グループワークで自分の意見を出すことでアピールをすることが出来る。参加していれば本選の時に話せる話題が増えるため、自分の情報量を増やすことができるインターンシップには積極的に参加した方がいい」と伝えていた。

 本学の教授となる前に、別の企業で採用人事の仕事をしていた村上教授は「インターンシップは採用の一環であるという認識で行くべき。体験することで、他の人と差別化した志望動機などを言うことができるようになる」と話した。

 シンポの最後には、質疑応答の時間が設けられた。あがり症のため面接などでしゃべるのが苦手だという学生からの質問に、西崎さんは「大学生活のどこかで自信をつかんだ」と答えた。「1人と話すことから始めるとだんだん慣れていく。面接は日常の会話のように話せば、面接官が人柄を探っていくから大丈夫」と話した。村上教授は「緊張して喋れなくなる気持ちと喋らなければいけないという気持ちがぶつかって頭が真っ白になってしまう。何を話すのかとあらかじめ決めて練習しておくことで、話せるようになる」とアドバイスした。

インターンシップについて話すゲストの方々インターンシップについて話すゲストの方々

 今回の就活シンポは早いうちから就活について考えるいい機会になったと感じる。インターンシップは自分自身が成長できる場だと感じたため、1年生から参加できるものを調べてみようと思った。今回のゲストはマスコミ関係の方々だったが、マスコミ以外への就職を考えている人にもためになる話が多くあった。自分から積極的に動くことで、将来の選択の幅が広がるのだと感じた。

(取材・構成:茨大広報学生プロジェクト 立川陽菜(人社・1年))

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