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【講演】地質年代「人新世」誕生なるか?
マーティン・ヘッド氏が最新の審議状況や意義を語る

 茨城大学は、国際地質科学連合(IUGS)の要職を務め、地質年代決定の最前線で長年活動をしているマーティン・ヘッド氏をカナダから招き、近年話題となっている「人新世(じんしんせい)」の審議状況や意義に関する学術講演会を開催します。オンライン(Zoomウェビナー)での実施となり、どなたでも参加いただけます(講演は英語、同時通訳なし)。

 IUGSが定義する地質年代において、現代は、約11700年前に始まった「新生代・第四紀・完新世」にあるとされています。一方、人類の活動が地質や気候など地球環境に大きな影響を与えた産業革命以降の時代を、「完新世」とは区別して「新生代・第四紀・人新世」と新たに定義すべきだという議論が、2000年代からなされるようになりました。

 今回講師として招くマーティン・ヘッド氏(カナダ ブロック大学教授・トロント大学教授)は、IUGSの第四紀層序小委員会の副委員長を務めており、地質年代決定に大きく関わっています。一昨年(2020年)1月に、日本の地名に因んだ唯一の地質時代名「チバニアン」が承認された際も、重要な役割を果たしました。

 本講演でヘッド氏は、「人新世」に関する同委員会での審議の最新状況や、地質学者としての自身が考える意義などを講演する予定です。詳しい情報・お申込み方法はこちらのイベント情報ページをご確認ください。

MartinJHead教授