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パラボラアンテナの内部を3年ぶりに公開!
-理学部附属宇宙科学教育研究センター

 理学部附属宇宙科学教育研究センターが管理している32mの宇宙電波望遠鏡(パラボラアンテナ)の内部を一般公開する「公開天文台」を、3年ぶりに開催します。

 日立市と高萩市に跨った小高い丘の上にある宇宙科学教育研究センターは、国立天文台の口径32mの宇宙電波望遠鏡2基を使って宇宙からやってくる電波をとらえ、星の誕生や銀河の活動と進化を研究しています。この宇宙電波望遠鏡2基は、もともと衛星通信アンテナだったものを電波望遠鏡にアップグレードしたもので、日本・東アジアVLBI(世界中の複数のアンテナをつないだ観測)の主要施設として、国際的にも優れた天文学研究の成果を挙げています。

parabolic_antenna1.JPGさくら宇宙公園内にある宇宙電波望遠鏡(パラボラアンテナ) 

 このたび、2019年4月以来となる「公開天文台」を、4月24日(日)に開催することとなりました。パラボラアンテナの施設見学会では、32mの高さを誇るアンテナの内部をご覧いただくとともに、通常は公開していない地下道を見学していただけます。また、今回は「太陽望遠鏡」も準備。晴天時には、太陽面を観察することができます。さらに、宇宙電波館多目的ホールでは、「なぜ茨城観測局はできたのか、KDDI茨城通信所からの物語」と題し、国立天文台水沢VLBI観測所特任教授の小林秀行氏による講演会を実施します。

parabolic_antenna2.JPGのサムネイル画像過去の見学の様子 

 この宇宙電波望遠鏡は、さくら宇宙公園内にあります。普段公園を利用されている方や近くを通ったことのある方は、「あのアンテナで、何を観測しているんだろう?」と思われたことがあるかもしれません。今回の「公開天文台」では、本学の教員や学生が、現地で皆さんの疑問にお答えします。

 宇宙に興味のある子どもたち、学生、地域の皆さんどなたでも参加いただけますので、宇宙の科学に触れられるこの機会に、ぜひ「公開天文台」にお越しください。

0424observatory.jpgのサムネイル画像