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地域の未来にSDGsをどう活かす?
ウスビ・サコ氏招いてシンポジウム開催

 茨城大学と常磐大学は、112日(火)大学連携シンポジウム「地域の未来にSDGsをどう活かせるか―大学の役割と実践の知恵―」を、水戸市のザ・ヒロサワ・シティ会館小ホールで開催します。一般社団法人国立大学協会共催、水戸市後援。入場無料で会場は定員150名(事前申込が必要)とし、当日はYouTubeLIVEを用いたオンライン中継も行います。

2021sdgssympo.jpg>>イベントの情報こちら

 国連のSDGs(持続可能な開発目標)の実現へ向けて、地域のさまざまなアクターが取り組みを進める中、地球規模の課題に関わる各分野の専門的知見の活用や学生を中心とした活動といった点で、大学が果たすべき役割も大きくなっています。水戸市内にキャンパスを有している茨城大学と常磐大学の両大学は、持続可能な地域づくりのためのビジョンを示すものとしてSDGsを重視しており、教員や学生の個別の活動に留まらず、組織的な取り組みも強化しています。

 こうした中、両大学では、SDGsに関連した実践や教育・研究の資源を地域の方々と共有をし、多様なアクターが参加する取り組みへと広げていくことを目的に、本シンポジウムを企画しました。

 基調講演(キーノートスピーチ)の講演者は、京都精華大学の学長であるウスビ・サコ氏が務めます。サコ氏は、1966年、マリ共和国・首都バマコ生まれ。1999年に京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程を修了(工学博士)し、その後京都精華大学人文学部教授などを経て、2018 4月に同大学の学長に就任しました。同大では昨年(2020年)12月に「京都精華大学SDGs宣言」を発表して全学的にSDGs実現へ向けた取り組みを進めているとともに、サコ氏自身もこれまでの経験を踏まえ、多様性をもった社会の実現へ向けた提言を積極的に行っています。

sacko.jpg京都精華大学 学長 ウスビ・サコ氏

 後半のトークセッション「My SDGs」では、茨城大学と常磐大学の教員が登壇し、フィリピン研修におけるSDGs実践、地域の小学校へ向けたSDGs教育、南アジアでの調査経験を踏まえた県内の湖沼での取り組み、自治体と連携して取り組んでいるEBPM(エビデンスに基づく政策形成)によるジェンダー課題の解決といった、SDGs17の目標を踏まえた多様な切り口での活動報告を行います。その後、サコ氏及び富田敬子常磐大学長を交え、茨城大学の蓮井誠一郎学長特別補佐(SDGs推進)の進行のもと、ディスカッションを行います。

 イベントの詳細やお申込みについては、特設ページをご覧ください。多くの皆様のご参加をお待ちしています!