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【学生寄稿】茨城県南を中心に展開する不動産企業の
社長さんに直撃インタビュー(茨城炭酸部)

 茨城大学には地域に関わる課外活動を展開している学生団体やプロジェクトがたくさんあります。その活動の中では、企業の経営者などとの出会いも。オリジナルの「福来(ふくれ)サイダー」を活用した地域ブランディング活動に取り組んでいる「茨城炭酸部」のみなさんも、先日、茨城県南地域を中心とする不動産企業・一誠商事株式会社社長の五十嵐徹さんと会い、貴重な話をする機会に恵まれたそうです。「学生へ期待することなど、とても良い話が聞けたので他の学生にもシェアしたい!」ということで、そのときのレポートを茨城炭酸部のみなさんが寄稿してくれました。

 みなさんこんにちは。茨城炭酸部の西澤です。

 茨城炭酸部は、茨城県原産の福来(ふくれ)みかんというみかんを使ってオリジナルのサイダーを製造し、茨城県南のお店を中心に実際にお店や企業様とやり取りをしながら販売を行っています。また活動を通して地域の良さを広めること、学生が社会とのかかわりを学ぶことを目的に活動しています。
 そうした活動の中で、茨城大学農学部とかかわりのある企業様に自分たちの活動目的などをお話しし、活動理念に共感いただけた企業様には協賛を頂いたり共同でイベントやパンフレット作製などを行ってきたりしました。

 そんな中、今回、一誠商事株式会社の五十嵐徹社長と私たち炭酸部の学生との対談が実現しました!
 このまたとないチャンスに、学生は今どのように学生生活を過ごすべきか、将来の目標設定や就職についての悩みを社長にぶつけてみました!
 炭酸部からは、大学院1年西澤、学部4年上田、学部3年山田、学部2年渡邊、宇根の5人で臨みました!

 ※本対談は8月20日に発令した緊急事態宣言以前の7月3日に行われたものです。当日は十分な感染対策のなか実施されました。

西澤「本日はこのようなお時間を取っていただき誠にありがとうございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

一同「よろしくお願いいたします。」

西澤「早速ですが福来サイダーをお持ちいたしましたので、今お飲みいただいて社長のご感想をいただいてもよろしいですか?また申し訳ないのですがお写真を撮らせていただいてもよろしいでしょうか・・・(汗)」

社長「今回、取材を受けるということになったので、先日飲んでみたよ。ポーズ取ったほうがいい?(笑い)」

一同(笑い)

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社長「この歳になってくると、甘い飲み物よりもこういう甘くない飲み物のほうがいいよね。先日の氷を入れて飲んだ時よりも(そのまま飲む方が)濃く感じるね」

Q:社長が学生時代にやればよかったという後悔は?

西澤「(撮影への)ご協力ありがとうございました。それではインタビューに移りたいと思います。一つ目の質問ですが社長が学生時代やってよかったことはありますか?」

社長「やらなければよかったと思うことならたくさんあるけど(笑い)。やっておけばよかった後悔の一番は、留学に行かなかったこと。社会人になると休職して半年とか一年まとまった休暇を取るのは難しいよね。そんな現実がある中で、今思えばいくらでも時間はあったのに、当時はバイトばかりで留学に行かなかったことに対して後悔がすごくある。だから今、自分の息子には1年休学させてでも留学させるというのは言っているよ。普段、外国語を使う機会は少ないけど、いざというときはどうしてもあるので、外国語を話せることは大切だからね。」

西澤「では、今はコロナ時代で留学は大変ですが、グローバル化が進む中で企業も外国語を話せる社員を求めているということですね。」

社長「そうだね。今でも日本の経済社会の中で外国語がしゃべれるというのは強力な武器になると思う。たとえば一誠商事でも、以前、外国の方が社員として働いてくれていて5か国語に対応できた時は、つくばに住んでいる外国人のお客様のほとんどがうちに来てくれていた。会社としては外国語を話せるスキルを持っている社員は大事にしていきたいと思う。会社で必要な知識の8割は会社に入ってから身に着けられるものだから、学生時代は時間をかけないと取得できないスキルを身に着けてほしいと思う。就職を一年先延ばしにしてもね。」

山田「今はコロナで留学が厳しく、夏休みにオンラインで海外の人と会話する機会もあるのですが、そのようなものでもよいと思いますか?」

社長「採用活動していて短期留学をしたという学生さんがいるけど、1か月とか3カ月では全然身についてないという印象。現地に行って必要にせまられることが大事だと思う。オンラインだと終わって後ろを振り返ると日本語の世界なので、やはり前も後ろも右も左も外国語を使わないと生きていけない世界に行かないと効果としてどうなのかと思う。語学力だけでなく文化の違う人たちや育ってきた環境の違う人たちとコミュニケーションすることが大事だと思うので、コロナが落ち着いて海外留学にいく機会が出来たら、卒業を一年遅らせても行くべきだと思う。たとえ(就職するのが)22歳が23歳になったとしてもあまり変わらないし、当社としては1年充実した時間を過ごしてきた学生さんを採用したい。」

山田「なかなか踏み出せずにいるんですが、このようなお話を聞くとやっぱり大事だと感じました。」

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Q:社長が考える今の学生に必要なこととは?

山田「社長の立場から考えて、大学生など若い世代に求めるアクションは何でしょうか?」

社長「採用活動をしていると、サークル活動やゼミに参加することで満足している学生が多いように感じる。待っていれば手に入る体験ではなく自ら働きかけて作る体験や、今の環境から一歩出て、初めて会う人達とも仲良くなるスキルを身に付けてほしい。例えば、君たち炭酸部の仲間だけでの交流だけでなく、他のサークルと絡んでみるとか。一誠商事でいえば、近年のお客様は物件概要についてはインターネットなどであらかじめ知っている方が多いので、概要にないプラスアルファの情報、例えば街のおいしいラーメン屋の情報とか、子育て世代には幼稚園や学校の情報を話せることで、お客様とお近づきになれることもある。そういう情報をすぐに言えるということがすごく大事。初めて会う人とも会話を成り立たせる技術というのは、身に付いているようでなかなか難しいもの。ぜひ学生時代にいろいろと経験して会話術を身に付けてほしい。」

山田「わかりました。今コロナで人間関係もサークル内だけに限定され、コミュニティが狭くなっていると感じていたので、社長の言葉を参考にがんばりたいと思います。ありがとうございます。」

Q:やりたいことが見つからないときの対処法は?

渡邊「大学でやりたいと思っていた勉強がいざやってみるとあまり興味が持てず、将来への目標も漠然としてしまい焦っています。社長ならどうしますか?」

社長「逆にやりたい勉強を見つけて大学受験をしたこと自体がすごい。自分は大学には勉強よりも人脈を作りにいくつもりで通学していた。実際、大学2、3年生で方向性が定まっている人はごく少数だと思う。採用活動の時も、一誠商事を志望する学生さんは、他に金融やカーディーラーを志望する人もいて方向性が定まっていなかったりする。よっぽど専門性の高い仕事につきたいなら別だが、大事なのは方向性を定めずいろんなところに首を突っ込んでみるのがいいと思う。」

渡邊「結構授業とかで席が近い子に学部の志望動機の話を聞いてみたりすると、将来やりたいことが決まっている子がいたりして焦ったりすることもありました。」

社長「それも一握りだと思う。もちろん学部によってはその確率が多い少ないがあるかもしれないけれど、全体的にみると絞り切れている人は少ないと思うよ。」

渡邊「とりあえず今はいろんな分野を体験してみるという形でいいでしょうか。」

社長「いいと思いますよ。逆に今の時期に絞ってしまうのはもったいないと思う。いろんな分野というのは学校内に限らずバイトとかも。気になったものをやってみることで、やりたいことを見つけるきっかけになるかもしれないし。」

渡邊「ありがとうございます。」

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Q:留学以外で採用の時に役立つことはありますか?

宇根「先ほどのお話の中で、学生時代にやっておいた方がいいこととして海外留学を挙げられていたと思うのですが、それ以外に、学生時代にやっておいた方がいいこと、特に会社で採用されるときに、評価されるポイントになることはありますか」

社長「当社の場合だと、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士のような資格を取っていると、『この業界で頑張ろうとしてくれているのだな』とすごくやる気を感じますね。自分がもし就職したい業界があって、その業界に必要な資格があるのだとしたら、取っておいて損はないと思う。例えば宅地建物取引士を持っていると賃貸の契約時にお客様に重要事項説明ができるようになるが、さらに不動産会社は(業務に従事する者)5人につき1人(以上の割合で専任の宅地建物取引士を)置かなければいけないという設置義務があって、会社が大きくなるとかなりの数の資格者が必要になる。そのように、資格によっては人数規定があるようなものもあるから取っておいて損はないと思う。人生においての勉強時間は、社会人になってからのほうが絶対に長い。法律も変わるしトレンドも変わるし。社会人は仕事もしながら勉強もしなくちゃならなくて、時間を作るのが大変だから、集中して勉強する時間が与えられている今のうちに、集中して何かに打ち込むということを頑張ってほしい。」

渡邊「その資格というのは、その業界に関係ないような資格でもプラスになると思いますか?」

社長「なると思いますよ。例えばうちは不動産が本業ですが農業もやりたいと思っていて、先日、メンバーを集めてミーティングをした時に、農業生産法人の資格の取得を検討してくれということを話しました。企業というのは、基本、同じ姿でずっといるっていうのはなくて、常に時代に合わせて変化していくし、扱う商品やビジネス内容も変化していくから、可能性は低いかもしれないけど新規事業とマッチする可能性はあって、無駄はないと思う。」

Q:人の上に立つうえで大事なことは何ですか?

上田「自分は今炭酸部のリーダーをやっていて、会議などで重要なことは最終的に自分が決めたりするのですがそのようなことが苦手で・・・。人の上に立つときに気を付けていることは何かありますか?」

社長「全ての責任を持つ覚悟かな。当然、普段から社員にはコンプライアンスとか会社で決めていること、法律などを守りましょうという指導はしているけれど、その気がなくてもお客様にご迷惑をかけてしまうこともある。そういった時に最終的には自分が謝罪を言えるかどうか。最終的にお客様に頭を下げに行くのは私だと思っているし、実際に行ったこともある。逃げ出したいと思うこともあるけどね。(苦手意識を持ちすぎず)開き直っちゃった方がいいよ。楽しんでやった方がいい。」

上田「そうですね。せっかく学生時代にしかできないことをやっているので。」

社長「あとは行動力かな。私がつくばJC(青年会議所)にいたときに伝説の理事長さんがいて。その人が理事長の時に土浦で関東大会をすることになった際、水郷体育館が使えなくなるというトラブルが起こった。そうすると、その人は自衛隊の司令部まで頼み込みに行って、自衛隊の倉庫を貸してもらったことがあった。他にも、土浦の賑わいを創出するために何かできないかと検討していた時に、レッドブルエアレースの室屋選手(エアロバティックのパイロット)を誘致して展示飛行を毎年行ってもらえるようになった。それも直接頼み込みに行っていた。そんな風にメンバーだけではなかなか物事が動かないときに、ブレイクスルーを起こすために動くのがリーダーかなと思う。もちろん自分だけがやるのじゃだめで、人にも指示出して動いてもらいつつ、なかなかうまくいかないなって時にブレイクスルーするのがリーダーなのかなと思いますね。」

上田「ありがとうございます。」

社長「答えになりましたか?大いに悩み、大いに動いてほしい。もちろんお金の問題もあるだろうから、可能な範囲で動いてほしい。もし一般企業に就職するなら(学生時代に動いておくことは)もうメリットしかない。少し時間がかかったとしても私は、採用の時そういう判断をしているので頑張ってください!」

学生一同「ありがとうございました。」

終わりに

 今回の対談では、他にも団体で活動するために必要なことや、炭酸部と一誠商事様の今後の関わりなど幅広く貴重な話をお聞きすることができました。

 茨城炭酸部は学生時代にはなかなかできない体験を通して学ぶ場所です。今回のように一企業の社長様とお話しできたり、地域のお店で自分たちのサイダーを販売したり、福来みかんを自分たちの手で収穫したり・・・。今後の人生や就職活動に役立つ体験ができる場所だと思います。

 阿見キャンパスを拠点に活動していますが、現在水戸キャンパスのメンバーとも活動を行っています。阿見キャンパスのメンバーに限らず活動しているので、興味を持ってくれた方は一度私たちに連絡をください!茨城大学以外の学生も募集していますので興味を持ってくれた方はご連絡よろしくお願いします!

連絡はTwitter、Facebook、Yahooメールで受け付けています。

 これからも精いっぱい活動していきますので応援よろしくお願いいたします!

 また福来サイダーは今までのフォーム販売を閉鎖し、つくば市天久保にある「La frutta」というお店のネット販売サイトでのみ販売を行っております。La frutta様とのつながるきっかけは、自分たちのSNSで紹介しているのでもしよければぜひ見ていってください!

(下記URLからご注文をお願いいたします。) Tansanbu-4r.png https://item.rakuten.co.jp/lafrutta/10000222/

 最後まで記事を見ていただきありがとうございました!!!