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茨大「アントレプレナーシップ」始動へ向けて熱く交流!

 「アントレプレナーシップ」という言葉、聞いたことがありますか?日本語では「起業家精神」と紹介されますが、会社の起業に限定されるものではなく、社会の課題を見つけ、仲間とともにさまざまなアイデアを出し、挑戦するためのマインドやスキルを表す言葉でもあります。
 茨城大学では、今年の10月から、「アントレプレナーシップ教育プログラム」が新たにスタートします。4年間かけて、基礎的な知識やスキルの習得はもちろん、起業家や社会起業家として活躍している方々との交流や事業プラン作りに取り組みます。「第一期生」となる今年の1年生は、これから一緒にプログラムを完成させていく仲間です。
 秋のスタートに向けて、学内では関連のイベントも続々展開。5月7日(金)には、イノベーションと交流の促進を図る機会を県内各地で展開している「TSUKUBA CONNÉCT」のイベントが、水戸キャンパスの社会連携センターを発信拠点にオンラインで行われました。テーマはずばり、「VUCA時代のアントレプレナーシップ」。本学の学生たちや、実際に「アントレプレナーシップ」をもって活躍している方々が登壇しました。

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 見通しが立ちにくいこれからの社会を形容する「VUCA(ブーカ)」は、Volatility(不安定さ)、Uncertainty(不確実さ)、Complexity(複雑さ)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字をとった言葉です。自ら起業しなくても、そうした中で働き、社会で貢献する上で大きな力となるのが、「アントレプレナーシップ」といえます。

 その育成には国や自治体も力を入れています。茨城大学のアントレプレナーシップ教育プログラムも茨城県と連携した取り組みですし、県では高校生(中高一貫校も含む)を対象とした「IBARAKIドリーム・パス事業」も進めています。

 今回の「TSUKUBA CONNÉCT」の最初のセッションでは、この「IBARAKIドリーム・パス事業」において、高校や中高一貫校からの参加者たちに助言を行うコーチを務めた2人の茨大生が登壇しました。工学部の夛田雄介さん、理学部の塙拓斗さんです。また、司会は茨城大学から筑波大学へ編入した川原涼太郎さんが務めました。

entrepreneur_2.jpg 学生によるセッション 右から塙さん、夛田さん、川原さん

 夛田さんの説明によると、「ドリーム・パス」は、中高生たちがもっている課題や夢を具体化し、検証し、新しいことを目指す作業。特に「具体化」のプロセスで、大学生や大学院生がコーチとして参加し、半年間のサポートで実現を促しました。取り組む課題は、重要文化財の「牛久シャトー」の復活プロジェクトから、セクシャリティの問題までさまざま。塙さんは、「中高生たちの、社会を巻き込む力がすごいと思いました」と舌を巻き、二人とも多くの刺激を受けたそうです。夛田さんの説明によると、「ドリーム・パス」は、中高生たちがもっている課題や夢を具体化し、検証し、新しいことを目指す作業。特に「具体化」のプロセスで、大学生や大学院生がコーチとして参加し、半年間のサポートで実現を促しました。取り組む課題は、重要文化財の「牛久シャトー」の復活プロジェクトから、セクシャリティの問題までさまざま。塙さんは、「中高生たちの、社会を巻き込む力がすごいと思いました」と舌を巻き、二人とも多くの刺激を受けたそうです。
 これから始まるアントレプレナーシップ教育プログラムのことについても、印象を聞いてみました。地域でまさにアントレプレナーシップを発揮して活躍している人たちと関わりながら学べる仕組みに、塙さんは「学生と社会人が関わりながら進められるというのは良いですね」と語ります。また、志をもった学生同士がつながる場として期待できる、という夛田さん。「僕が大学で過ごして思ったのは、『仲間がいてほしいな』ということだったんです。自分と同じような想いや考えをもっている仲間はいるのだろうか、いるとしたらどこにいるのだろうか、ということがあまりわからなかったので...」。

 司会を務めた川原さんも、「僕が茨大生のときからこういうプログラムが欲しかったですね。ぜひ茨城大学だからこそできることを展開してほしいです」とエールを送りました。

>>茨城大学アントレプレナーシップ教育プログラムの情報はこちら

entrepreneur_3.jpg 中村麻子社会連携センター長がプログラムについて説明した

 さて、この日の「TSUKUBA CONNÉCT」では、多様なビジネス経験をベースに一念発起して家業の経営に携わることになった、明利酒類株式会社 執行役員 社長室長の加藤喬大さんと小野瀬自動車株式会社 代表取締役社長の小野瀬征也さん、さらにNPO法人雇用人材協会の佐川雄太さん(茨城大学卒業生)、学生向けのグローバル研修を提供しているHitachifrogs(常陸フロッグス)オーガナイザーの菅原広豊さんなどが登壇し、これらのゲストからも学生たちにメッセージが送られました。

entrepreneur_4.jpg 右から小野瀬さん、加藤さん 左は司会をつとめた堀下恭平さん

 起業に挑戦している大学生世代の人とも積極的に交流をしているという加藤さんが、「社会を変えたいという思いをもって、自分の信用を切り売りしながら、身を焼く思いをしながら行動している20代の若者と接し、自分もがんばらなきゃと刺激を受けている」と述べると、小野瀬さんは「行動しか価値がない。行動することで周りが付いてくる。誰かに手紙を送る、メッセンジャーでコンタクトするといった行動が、新しい人につながっていく。それは今すぐにでもできることです」と語りました。

entrepreneur_5.jpg 右から菅原さん、佐川さん
左はアントレプレナーシップ教育プログラムの授業を担当する武田直樹講師

 また、教育学部卒業の佐川さんは、学生時代に大学の外でもさまざまな活動をしていたことで、たとえば経済的に厳しい家庭の子どもたちとも直に触れたことが大きかったと振り返ります。「そういう思いを、学生時代にもっと周りに伝えいれば良かった。自分のやりたいことや目標に合意できる仲間とぜひ出会ってください」というと、菅原さんも同意。「就職してからも、自分と同じようなことを考えている動いているような仲間は周りにいないんじゃないかと思っていました。それで最初にやったのは、日立駅に降り立って初めて会った人に、自分のやりたいことをプレゼンするということ(笑)。そのうち別の人を紹介してもらったりして、仲間が増えていった。できないというのは思い込みで、やってみるとできてしまう。スキルより勇気。今は登山よりもサーフィンの時代。土台がごちゃごちゃの中でどう乗りこなせるかだと思います」と語りました。

 みなさん、学生たちへの熱いメッセージ、ありがとうございました!

 アントレプレナーシップ教育プログラムの始動に向けて、今後もさまざまなイベントを予定しています。気になる方はまずは気軽に飛び込んでみてください!

(取材・構成:茨城大学広報室)