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人文社会科学部の学生が県議会で参考人として発言
―茨城の魅力発信の取り組みをプレゼンテーション

 6月22日の茨城県議会「魅力向上に関する調査特別委員会」には、本学の人文社会科学部の学生2人も出席しました...といっても傍聴ではありません。なんと、参考人として招致され、発言してきたのです。

栗原さん発言する栗原千怜さん(人文社会科学部3年)

 茨城県といえば、民間調査会社が発表する都道府県「魅力度ランキング」で最下位が続いていますが、このほど県議会でも「魅力向上に関する調査特別委員会」が設けられ、この日初会合が行われました。
 「魅力度」という切り口では、茨城大学人文社会科学部では、昨年度(2019年度)、「茨城の魅力を探求し発信する高校生コンテスト(いばたん)」という新たな事業を発足。県内の高校生たちから茨城の魅力を発信する動画などのコンテンツを募集し、大々的なコンテストを行いました。このコンテストには、茨城県議会も後援(参考記事)。その縁により、今回「意見聴取」という形で人文社会科学部の馬渡剛教授と、馬渡教授のゼミに所属している3年生の栗原千怜さん、片山彩香さんが議場に招かれました。栗原さん、片山さんは今年度の「いばたん」の運営を務めています。

 議場での持ち時間は、馬渡教授が20分、学生2人が15分、あとは約45分間で質疑応答。2人の役割は、今年の「いばたん」についてのプレゼンテーションということで、その内容は完全に任されていたそう。打診があったときは戸惑ったものの、「こういう機会はない」という馬渡教授の言葉もあり、挑戦。発表内容については教授の細かい指示を仰ぐことなく、自分たちで検討し、資料もまとめました。

 初めて訪れた議場の雰囲気について、栗原さんは「本会議ではないので、普通の円卓会議のようなところを想像していたら、発言者がきちんと前に出て話す本格的な会議場で驚きました」と語ります。
 発表では、今年度の「いばたん」を学生主体で盛り上げていくこと、特にグローバルな発信に力を入れること、必ずしも有名な観光スポットだけではない日常を切り取った体験・場所の発信を重視することなどを紹介。議場の雰囲気に少なからず緊張したものの、片山さんは「議員の先生方が、『たかが大学生の話...』と思わずに、熱心に耳を傾けてくれているのがわかりました。もともと私たちの企画を評価してくださっているということもあり、そのあたたかい雰囲気が心強かったです」と振り返ります。

片山さん意見を述べる片山彩香さん(人文社会科学部3年)

 プレゼンテーションは準備万端で臨んだこともありしっかりこなせましたが、「基本的に馬渡先生が答えるのだろう」と想定していた質疑では、学生たちが名指しでいくつも質問をされ、再び緊張。常総市出身の栗原さんは、同市選出の委員から「常総のどんなところに愛着をもっているか」という質問を受け、「常総市は外国人が多い。日本人の視点と外国人の視点は違うので両方を魅力発信に活かしていくことが大切」などと答えました。また、福島出身の片山さんも、県外から県内に移り住んだ経験を踏まえて話をしました。

 終わったあとは、議員の方や教授から「よくやったね」と労ってもらえたそう。今回の委員会でのやりとりから今後「いばたん」に活かせることとして、栗原さんは「県だけでなく市町村の職員の方々も私たち若者の意見を知りたいと感じている、ということがわかった。今後は自治体の方々との協力も深めたい」、片山さんは「各地の観光協会との連携についてもご提案いただいたので、ぜひ進めたい」と語ってくれました。

 パワーアップする今年度の「茨城の魅力を探求し発信する高校生コンテスト(いばたん)」、7月からいよいよエントリーを開始するそうです。詳しいことはまたお知らせします。

全員左から川津隆委員長、栗原さん、片山さん、同行した人文社会科学部3年の軍司真奈さん、馬渡教授、星田弘司副委員長