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【ブカツ】演劇集団「風ノ街」
―こんなときだからコントでちょっと笑ってほしい

 ブカツ、どうしてる?第7弾は演劇集団「風ノ街」です。劇場などでの演劇や音楽ライブの開催のあり方に、関係者の多くが頭を悩ませていますが、"カゼマチ"のみなさんにとっても同様のようです。それでも「こういうときこそ演劇やコントの力は大きい」と考え、ラジオドラマなど今できることに取り組んでいます。会長の出雲優花さん(教育学部3年)、副会長の佐藤琴美さん(人文社会科学部3年)に話を聞きました。

風の街1

―今はどんな状況ですか?
出雲「基本的には活動を自粛しつつ、YouTubeで過去のコント映像を流したり、ラジオ番組のようなことをしたりしています。ホームページも新入生向けにリニューアルしたんですが、今のところ新しい団員は入ってきていません。例年ですと新歓祭でコントを上演するとともに、演劇を活かしたゲームなどの体験会をやっていて、それを通して今まで演劇をやったことない人もたくさん入ってくれたんですが、そういう機会がないと新しい人に入ってもらうのは難しいですね」

―お二人は演劇経験者だったんですか?
出雲「私はやってたんですけど、サークル全体では圧倒的に大学から始めた人が多数ですね」
佐藤「私は大学からです。たまたま知り合いだった先輩が所属していて、試しに観に行ったらおもしろそうだなって。もともと音読とか好きだったのですが、実際にやってみて、自分の体とか表情とか、三次元のものすべて使って表現できるってすごいなと思いつつ、自分の力量ももっとアップしていきたいと思いました。あと裏方の作業も楽しいですね」

―もともとこの春に向けて用意していた作品があったんですか?
佐藤「ありました。定期公演は春の新歓祭、6月公演、10月公演、11月の茨苑祭、そして3月公演の5回なんですが、今年の3月に用意していたものは上演できず、6月もできないと判断して、今のところ無期延期という形になっています」
出雲「なかなか身動きがとりづらいのですが、ひとまず今は活動自粛を7月いっぱいまでとしていて、そこからコロナの状況を見ながら10月公演をどうするかとか慎重に考えていきます」

―今の状況はなかなか辛いですね。その中でどんな活動を?
出雲「初めてラジオドラマをやりました。参加したい人を募集して、その人たちの中で役割分担してやっている感じです。やっぱりこの自粛期間で演劇的なことができずにいたので、みんな楽しそうにやっていて、こういう企画をやってみて正解だったと思いました」

ラジオコント「懺悔」/『 番外 カゼラジ~演劇できないからラジオやってみた~』

―私も聴いてみました。テンポがゆっくりしていた印象でしたね。
出雲「そうなんです。それぞれの自宅からオンラインで演じるんですけど、どうしてもタイムラグが出てきちゃって、言葉をすぐに返したくても、変な間が空いたりしちゃうんです。それで、あえて変な間をあけるという台本とか演出を工夫しました」

―Zoomでの新入生との交流とかは?
佐藤「そうですね。新入生が何が不安かを的確に把握するのは難しいし、相談に乗りたくてもどうやってつながられるのかがわからなくて...。急にZoomでの読み合わせやるよって言ってもどうしても閉鎖的で抵抗あるかなとも思って、とりあえず好きなときに聴けるようにラジオ番組とかラジオコントとかを作ることにしたんです。ただ、毎週作っているラジオ番組では、一方的に私たちが喋るだけじゃなくて、今後寄せてもらった意見をもとに作っていければとも考えています」

―「密」を避けるとか、そういう新しい生活の在り方を演劇に取り入れることも考えますか?
出雲「演劇の形式としてはいろいろやりようがあるとは思うのですが、あくまで大学サークルなので、社会人劇団に比べてやれることが少ないんですよね。大学の外でやろうとすればその分お金や許可が必要ですし...」
佐藤「やりながら考えているところはあるんですけど、演劇って体とか空間全体とか、おかしな動きとかちょっとした目線とかで見せているところが大きいので、逆にそれ以外のもの―たとえば声色とか言い方とか―をこの間に磨いておいて、それを活かしたコントとかをやりたいなとは思っています」

風の街2

―みなさん自身が演劇を観る機会も制限されてしまっていると思いますが、今どんなことを感じていますか?
出雲「やっぱり演劇は狭い空間で窓もない、本当に3密を達成してしまうので、新型コロナウイルスが流行し始めたとき、水戸の演劇団体もどこも中止とか延期とかギリギリ3月中の公演は打てた団体が何カ所かあったんですけど、やはり基本的に活動自粛していったので、すごく寂しいなという感じですね。東京のほうだと公演を無観客で売って生配信したりする場所も結構あるのですが、大学の施設も使えないので、配信とかもできなくてという形になってしまいました」
佐藤「こういう状況の中でみんな家の中にいて、何をしているかというと、好きなアーティストのライブとかお笑い芸人の過去のコントとかの動画を観ているんですよね。結局そういう芸術を、今ここでできなくても前にやったものを見るということで、みんながちょっとでも気持ちを和らげているだけに、もどかしさを強く感じますね」

―なるほど。最後に新入生のみなさんへメッセージを。
佐藤「サークルは1回体験してみて、自分に合わないと思ったらやめる、ということが高校や中学の部活よりもしやすいので、軽い気持ちで接してもらえればと思います。もしかしたら「囲い込まれそう」って警戒されちゃっているかも知れませんが、大丈夫です、囲い込みません(笑)」
出雲「私たちにはかりしれない不安が新入生にはあると思います。カゼマチに入る・入らない関係なしに、ラジオとか、コントとか観て、ちょっとだけでも笑ってくれたらいいかなって。で、ついでに興味をもってもらえたら嬉しいです」

風の街3

演劇集団「風ノ街」について詳しく知りたい人は...

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