1. ホーム
  2. NEWS
  3. 前学期スタート!大規模遠隔授業も大きな混乱なく

前学期スタート!大規模遠隔授業も大きな混乱なく

 430日、水戸・日立の2キャンパスで前学期の授業がスタートしました。57日からは阿見キャンパスでも始まります。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、茨城大学では現在学内の対応レベルを「3(緊急事態)」とし、遠隔授業を主として学生の登校を原則禁止(事前許可制)とするなど、感染拡大の防止に努めています。授業の履修登録者の合計が4000人を超える時間帯もありましたが、サーバーダウンなどの大きな混乱はなく、授業初日を終えることができました。水戸キャンパスの様子を取材しました。

遠隔でのゼミの様子を覗いてみた

enkaku1.jpg

 今回おじゃましたのは、5講時目に行われた人文社会科学部の伊藤哲司教授のゼミです。

 教員も基本的には在宅で遠隔授業を行いますが、自宅の環境や業務の都合によって研究室などで行うこともあります。

 社会行動論をテーマとする伊藤ゼミの学生は34年生。この日の出席者は16人です。今日の課題などを確認したあとは、前学期開始にあたっての抱負などを紹介しあいました。

 4講時目までに受講した遠隔授業の様子を学生たちに尋ねてみると、おおむね「思ったよりもスムーズにできた」とのこと。ただ、音声が途中途切れたり、アンケートがうまくいかなかったりというトラブルもいくつかの授業ではあったようです。また、授業への集中度については、「周囲の雑音がないので集中しやすかった」という感想があれば、「自宅だといろんなものが目に入るので、きちんと意識しないと集中力が切れることがわかった」という声もありました。その他、「大教室の授業よりも、チャットで自分の意見や質問を言いやすい」という感想もあり、この点ではオンラインによって授業の参加度がより深くなる可能性もうかがえました。

伊藤教授は、「教員のほうもまだ慣れていないところがあります。まだまだ小さなトラブルはたくさんあると思いますが、うまくいかないことが続くときなどは教えてください」と呼びかけていました。

キャンパス内の様子は

 茨城大学の遠隔授業は、主にMicrosoftTeamsというアプリケーションを使って行います。時間割に合わせてTeams上で授業が始まるので、学生たちはそれぞれのデバイスを通して、それぞれの時間に授業を受講します。授業の中で示される課題やアンケートに応えたり、チャット機能を使って質問や意見をしたりと、大規模な講義でも双方向の授業が実現できるよう、工夫をしています。

enkaku2.jpg

 学生は原則的に登校禁止ですが、ネットワーク環境が充分でないなど、自宅での受講が困難な学生に限り、事前に申請をして許可を得て、指定された教室に自分のデバイスを持ち込んで授業を受けることができます。また、自分のデバイスを用意できていない学生へのPCの貸し出しも行ってきました。

 初日、水戸キャンパスで受講をしたのは、全学部・研究科をあわせて全講時のべ45人程度。学生はイヤホンを装着して、それぞれ履修登録している授業を受講しました。

 この日はすべての授業の履修登録者の合計が4000人を超える時間帯もあり、学生が200人を超える遠隔授業も複数行われました。ネット回線への負荷も当初心配されましたが、サーバーダウンなどの大きな混乱はなく、授業を実施することができました。

構内での感染予防を徹底

 各利用教室では、感染拡大を防ぐために、教室使用上の注意や感染拡大防止のための指示を書いた紙を掲示し、入り口のところに消毒液やペーパータオルを設置。机・椅子の使用時はまず消毒を行うことを求めています。また、室内は「密」の状態を作らないよう徹底されています。

enkaku3.jpg

enkaku4.jpg

改善のためのフィードバックを

 ほとんどの教員と職員の多数が在宅勤務となり、授業も少なくとも前学期中は遠隔で行います。言うまでもなく、多くの教職員にとって遠隔授業は初めての経験です。学内では授業開始へ向けて、遠隔授業のためのアプリケーションの使い方や、学外での作業の上でのセキュリティ上の注意点などに関する教職員向けの研修会をオンライン、オフライン両方で行いました(下の写真は415日に実施した研修の様子)。

enkaku5.jpg

 初めてのことで慣れないこともたくさんありますが、オンラインのメリットも活かしてよりよい授業をつくっていきたいと教職員一同考えています。今後、授業アンケートなどを通して、トラブルの事例や学生が不安に感じていることを把握し、改善をしていきます。みなさんからもぜひ積極的なフィードバックをお願いします。

(取材・構成:茨城大学広報室)

関連リンク