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茨城の魅力を探求・発信する高校生のコンテスト―地域の未来への新たなチャレンジ

 茨城大学人文社会科学部は今年、「茨城の魅力を探求し発信する高校生コンテスト」という新たな事業を立ち上げた。高校生が茨城の任意の地域の魅力を探求し、それを動画やスライドショーとして表現した作品を応募してもらうコンテストだ。希望する高校には人文社会科学部の学生が出向いて、テーマ設定や内容について相談に乗る。既にいくつもの高校を訪問しているが、コンテストの話をきっかけに、大学進学に関する相談へと広がっている。コンテストへのエントリーは、茨城県議会や茨城県教育委員会の後援もあって、10月現在で約500人・75チームにまで上っているが、さらに多くの参加を求め、1018日に記者会見を行った。

 コンテストの企画の発端は1年前に遡る。高等学校の学習指導要領の改訂によって「総合的な探究の時間」が導入されることを受けて、茨城県立大子清流高校での取り組みを茨城大学がサポートすることになった。その際、地域の資源を探求する活動を行ったところ、それが多くの生徒たちがふるさとを見直すきっかけとなった。この経験が今回のコンテストの着想につながったという。

 会見で人文社会科学部の内田聡学部長は、「高校生にしか見えない地域の魅力の発信を、大学がサポートするという新しい取り組み。ふるさとを想う若者、茨城大好きな大人を育てたい」とコンテストの意義を説明。また、会見に同席した茨城県議会の川津隆議長も、「台風19号の被害に多くの人たちが苦しんでいる中、高校生がふるさとを学び、想ってくれれば、大きな力となると確信している。県民を元気づける今回の企画を、開かれた議会をめざす私たちとしてもしっかり支えたい」と語った。

 会見には、コンテストの運営に参加し、高校生たちの相談にも乗っている学生メンバーも出席。

 そのうちのひとり、4年生の猿田倫美さんは、「コンテンツのアイデア出しから携わっているが、高校生が楽しんでいることが印象的。そうして見つけた地域の魅力を発展させていくのが自分たちの役割と考えている」と想いを述べた。

hsscontest2.jpg自らの想いを語った4年生の猿田さん

 コンテストの成功へ向けて奔走している馬渡剛教授も、高校生が真剣に取り組む姿に心を強く打たれたひとり。「茨城の魅力を発信するとともに、地域の若者を支援するという意味合いが大きな企画。これからは高校生が茨城を支える時代であり、私たちはそれを全力でサポートしていく」と強い意気込みを述べた。

 作品の応募は1210日まで受け付け、215日には茨城大学水戸キャンパスで公開発表会を開催する。この日は物産展なども出展し、ちょっとしたお祭りムードになりそうだ。

 詳しい情報は専用ホームページ(http://www.hum.ibaraki.ac.jp/ibatan/)をチェックの上、ぜひ多くの高校生に参加してほしい。

(取材・構成:茨城大学広報室)