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「いきいき茨城ゆめ大会」2名の出場選手と学生ボランティアの壮行会

 今月(20199月)開幕する「いきいき茨城ゆめ国体」(茨城国体)にあわせて実施される、「いきいき茨城ゆめ大会」(第19回全国障害者スポーツ大会)。今回、教育学部附属特別支援学校高等部3年の岡田知紘さん(フライングディスク)と契約課職員の瀬谷俊祐さん(50m走・ジャベリックスロー)という茨城大学関係者2名が代表選手として出場することになりました。また、「ゆめ大会」には、障害者サポートについての専門的なトレーニングを受けた学生たちも選手アテンドなどを行う大会ボランティアとして参加します。開幕を前に、ささやかではありますが、学内壮行会を開きました。

 「茨城国体」こと「いきいき茨城ゆめ国体2019」は928日~108日に開催されますが、その後、1012日~14日には「いきいき茨城ゆめ大会2019」として、第19回全国障害者スポーツ大会が開かれます。オリンピックとパラリンピックがセットであるように、国体の後にも障害者の大会があるのです。

 この「ゆめ大会」に今年は2名の茨城大学関係者が選手として出場することになりました。

 ひとりは、教育学部附属特別支援学校高等部3年の岡田知紘さん。これまで学校を卒業した後に大会に出場した選手はいましたが、同校在学中に全国大会の代表選手に選ばれるということは珍しく、まさに快挙といえます。

yumetaikai2.jpg手前から附属特別支援学校の廣原校長、岡田さん、担任の菅原先生

 岡田さんが出場する種目「フライングディスク」は、プラスチックでできた円盤(フリスビー)を投げて、距離や正確なコントロールを競う競技です。投げる力はさながら、遠くへ飛ばそうとしても風の影響でターンしてしまうことや、反対に追い風をしっかりと活かせることもあり、競技場の吹流しの動きも参考にしながらうまく飛ばすことが必要です。

 岡田さんがフライングディスクと出会ったのは小学5年生の頃。友人に誘ってもらって始めたのが、すぐに頭角を現し、中学生になってからは公式大会に出場するほどになっていました。お母さんは、「剣道の少年団にも入っていたことがあり、そのときに手首を鍛えていたのが良かったのではないでしょうか。本人にとても合っていたのだと思います」と語ります。飛距離約60mという茨城県記録ももつ岡田さん。学校のグラウンドなどを使って練習に励んできました。競技はケーズデンキスタジアム水戸で行われます。

 もうひとりの選手は、瀬谷俊祐さん。今年3月に特別支援学校を卒業し、茨城大学の事務職員として就職しました。現在はさまざまな物品の調達や教職員の旅費の処理などを行う契約課で働いています。茨城大学の事務職員が同大会に出場するのは初めてのことです。

 瀬谷さんが出場するのは、陸上の「50m走」と「ジャベリックスロー」という競技。ジャベリックスローとは、障害者や子ども向けに改良されたやり投げ競技のようなもので、ロケットのような形状のものを投げてその距離を競います。飛ばす人は100m近い距離を誇るそうです。

yumetaikai3.jpg競技について説明する瀬谷さん(左)

 平日の日中は新社会人として業務をひとつずつこなしていきながら、時間をつくってコツコツと練習に励んできた瀬谷さん。普段の練習も今回競技が行われる笠松運動公園で行っているそうです。コーチからトレーニングを受け、大会に向けて準備は万端!大会での活躍を期待しています。

yumetaikai4.jpg

 壮行会には、その他、今回の「ゆめ大会」に大会ボランティアとして参加する学生たちの中から、藤嶋里佳さん(農学部1年)、佐藤玲香さん(人文社会科学部2年)、山根萌々さん(理学部3年)の3人も出席してくれました。ゆめ大会では選手のアテンドなどの業務を担いますが、そのためには障害者支援に関する専門的な知識や経験も必要です。学生たちは、今回のボランティアに向けて、専門の授業の受講、「アクセシビリティ・リーダー」という専門の資格の取得、キャンパス内で障害のある学生を支援する「ピアサポーター」など、自分の興味のある機会に参加して、トレーニングを積んできました。藤嶋さんは常陸太田市で行われるフットベースボール、佐藤さんは笠松運動公園での陸上競技における埼玉県選手団のサポート、山根さんは同じく陸上競技の長野県選手団のサポートをそれぞれ担当します。3年生の山根さんの活動は、iOPの対象にもなります。

 壮行会にはお揃いのボランティアユニフォームを身にまとい、ご当地キャラクターの「ねばーる君」が描かれた手作りの応援旗をもって出席してくれた3人。選手たちと一緒に大会を盛り上げます。

 三村信男学長は、「多様な人たちが学び、働く茨城大学として、2人の選手が地元における『ゆめ大会』に出場するというのは本当に嬉しいことです。ボランティアのみなさんも含め、活躍を応援しています」とエールを送りました。