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工学部にて高校生向けの体験科学教室を開催

 823日(金)、茨城大学日立キャンパスにおいて2019年度体験科学教室が行われました。この教室は、工学部・物質科学工学科が主催となり、「物理・化学・生物の実験を実際に取り組んで、その魅力や面白さを体感する」という目的で開催しました。今回は、約30名の高校生が集まり、茨城県内のみならず、東京・福島など県外からの参加がありました。物質科学工学科は、2018年4月の改組により発足した学科であり、今回は改組後初めての開催となりました。なお、今年度の実験テーマは以下のとおりです。

実験テーマ
1.熱の伝わりを力と電気に変換してみよう-金属や半導体を利用して-(物理)
2.色素や染料を作ってみよう~アゾカップリング反応~(化学)
3.身近な材料でポリマーを合成しよう(化学)
4.タンパク質の立体構造のモデル構築・精密化(生物)
5.動物のDNAを用いたPCRと電気泳動(生物)

物質科学工学科の紹介スライドを見る高校生

 高校生の皆さんは、実験テーマごとに5つのグループに分かれて、担当教員といっしょにそれぞれの実験室に移動しました。実験の手順等を説明する担当教員の話に、真剣に耳を傾けていました。

(実験テーマ1)熱の伝わりを力と電気に変換してみよう
-金属や半導体を利用して-(物理)

実験の手順や注意点を説明する教員

 物理がテーマのクラスでは、色々な種類の金属の熱伝導率を比較する実験を行うために、チョコレートを使用しました。各金属の上にチョコレートを乗せ、どの金属が一番早く溶けるか観察をしました。高校ではあまり体験する機会がない実験内容に対して、高校生の皆さんは、終始興味深く観察をしました。

チョコレートの溶け具合を確かめる高校生

 続いて化学実験のクラスでは、白衣に身を包み、実験の注意点などを緊張の面持ちで高校生の皆さんは聞いていました。この化学実験では、一人一人に試薬や実験器具が与えられ、物質の合成や化学反応をそれぞれ観察しました。実験中は、担当の教員および実験補助の工学部と理工学研究科の学生が、高校生からの質問や相談に丁寧に応じていました。

(実験テーマ2)色素や染料を作ってみよう~アゾカップリング反応~(化学)


実験の手順や注意点を教員が説明。少々緊張の面持ちの高校生

(実験テーマ3)身近な材料でポリマーを合成しよう(化学)

 最後は生物のクラスです。

 ここでは、タンパク質の構造を構築する実習や、動物のDNAを用いた観察実験が行われました。普段触れることがないソフトウェアや実験機器に戸惑いつつも、大学生からアドバイスをもらって真剣に作業をすすめる姿が見られました。

(実験テーマ4)タンパク質の立体構造のモデル構築・精密化(生物)

(実験テーマ5)動物のDNAを用いたPCRと電気泳動(生物)

 約2時間の実験を終えた後、高校生の皆さんは小平記念ホールに集まり、修了証書が授与されました。学科長から一人一人に学校名と氏名を呼ばれ、笑顔で修了証書を受け取りました。

※小平記念ホール:日立製作所の創業者である小平浪平氏を記念したホール

修了証書 授与


名前を呼ばれて修了証を受け取る参加者

(取材・構成:茨城大学広報室)