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学生と学長の懇談会を開催 活発な意見続々と

 7月10日(水)、各学部2~4年次生を対象とした学長との懇談会が茨城大学社会連携センター研修室にて開催された。

 本学では、学生たちと三村信男学長との懇談会を定期的に開き、率直な意見交換を行っている。今回おこなわれた懇談会には、約50人の学生が参加した。

 懇談会では、学長がまず選択式の質問を示し、学生たちがクリッカーを使って回答する。回答はリアルタイムでグラフに示され、その結果を見ながら学生たちの意見を聞き、対話をする。
 「茨大での大学生活全般における満足度はどのくらいか?」という最初の質問に対して、最も多い34票を集めたのが「まあまあ満足」という回答。「とても満足」と答えたのは6人で、7人が「やや不満」と答えた。それぞれの意見を聞いてみると、満足と答えた学生は「就活の際、親身になって大学からサポートしてもらえた」、「研究に関しても、学生生活に関しても、どちらも日々充実しており特に不満はない」とのこと。一方、不満に思っている学生からは、「閉鎖的で視野が狭い人が多い印象がある。社会と接する機会がもっとあると嬉しい」との意見が出た。 
 次の質問は「茨大が掲げる5つのディプロマ・ポリシー(DP)を知っているか?」というもの。「DPの存在自体を知らない」という学生は3人に留まり、大多数は5つのDPの存在を理解していた。なかには5つとも具体的に挙げられるという学生もいた。DPの内容をめぐっては、「世界の俯瞰的理解、という要素があるが、学生生活の中でグローバルな視点で物事を考える機会がない」、「TOEIC等の机上の勉強ではなく、より実践的な英語教育をもっと充実させてほしい」という英語教育に関する要望・意見が複数の学生からあがった。
 そこで三村学長は、昨年度の卒業生が回答したDP達成度についてのアンケート結果を紹介。15項目中「実践的英語能力」が最も達成度が低いという結果を受けて「英語教育をどこまで重視するか、というのは色々意見があると思うが、今後は大学全体で強化していかなければならない。」と述べた。

kondankai2019_2a.jpg卒業生のDP達成度について説明をする三村学長

 続いて、基盤教育および専門教育についての満足度を問う質問になると、半数以上の学生が「とても満足」「まあまあ満足」と答えた。工学部4年の学生からは「基盤教育にて憲法を学んだ。直接自分の専門分野に関係するわけではないが、基盤教育は重要であり必要な授業」との意見が出た。一方、不満に思う学生の意見としては「自分が学びたい分野の専門である教員がいない」、「英語以外の第二外国語の授業が充実しておらず、不満。」との声が出た。また、理学部の学生からは「基盤教育の授業はどうしても学生が受動的になりがち。グループワーク等のアクティブラーニングの要素を取り入れた、学生が前向きかつ能動的に学べる授業を望む。」との意見もあった。これに対し太田寛行理事・副学長は「教員は"教える"ということが中心になりがち。そのため、どのようにしたら学生が前向きに取り組むことができる授業ができるか、今後教員の協力を得ながら考えていきたい」と応じた。

kondankai2019_3a.jpg

 後半は、大学生活における全般的な意見や要望に関する話について意見交換をした。「大学生活で不便に思っていること・改善すれば良くなると思うことはあるか?」という質問に対しては、大多数の37名が「ある」と解答した。「サークル活動をする場所が制限されており、困っている」、「工学部のルールで、車で構内に入構できる回数に制限がある。研究の関係で工学部からJ-PARCや水戸キャンパス等へ車で移動したい時があるため、何とかしてほしい」という要望が出た。

 三村学長は「これらの件は一度事実確認をし、後日回答したい」と答えた。 今回の懇談会では、意見交換は2時間以上にわたり、休憩時間中も学生と三村学長が活発に意見交換する姿が見られた。また、学生自身が日々感じている大学の環境改善に向けた率直な思いや意見が多く示された。これらの意見・要望と、大学としての回答は、後日掲示板等で周知する。

(取材・構成:茨城大学広報室)