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茨城大学の将来ビジョン「イバダイ学からの仮説2019」を発表

 茨城大学の創立70周年記念事業の一環で発足した「みんなの"イバダイ学"プロジェクト」(http://www.ibaraki.ac.jp)はこのたび、プロジェクトが構想した茨城大学の将来ビジョンである「イバダイ学からの仮説2019」を発表しました。

 「みんなの"イバダイ学"プロジェクト」は、茨城大学の将来ビジョンをつくるという構想のもと、大学とは何かを問いつづけ、地域の中で共有していく継続的な取り組み自体をつくることを志向して発足したプロジェクトです。運営メンバーは、学内の公募に対して手を挙げた15人(20193月現在)の教職員で、20181222日には大学について地域の方々と学生、教職員が一緒に考える場として「みんなの"イバダイ学"シンポジウム」を開催しました。

シンポジウムでは、基調講演として、オックスフォード大学の苅谷剛彦教授を招へい。苅谷氏は、政府などによって示された抽象的なキーワードになびいてしまう「エセ演繹型思考」を批判し、世界の知識、ナレッジ(Knowledge)の生産・継承・再生産に参加しているという自覚を大学がもつべきだと語りました。それは私たちの主体性とは何か、ということを鋭く問うメッセージでした。

その後、シンポジウムの議論を振り返り、茨城大学の現時点での将来ビジョン―「イバダイ学からの仮説」をつくる作業を進めてきました。その結果、「知が本来もつダイナミズムを最大限発揮させ、創造的な地域をつくる」ために茨城大学はその駆動役となるのだ、というビジョンを構築するに至り、2019525日に行われた茨城大学創立70周年記念式典の場で発表されました。

会場の参加者に配った冊子では、それらの経過や意義を説明するとともに、ビジョンの実現へ向けたアプローチを3つのフェーズに整理して示し、さらに、それに沿って茨城大学の到達点と課題を検証しています。

プロジェクトを統括した佐川泰弘副学長は、「このようなビジョンを共有し、教職員や学生が地域の人々とともに課題を考え、判断し、行動すること。そして、やがてこの『仮説』も検証され、茨城大学が社会の中でより必要とされる存在となることを目指します」と話しています。