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「茨城大学における軍事研究に対する基本方針」を制定

 茨城大学は、3月25日、「茨城大学における軍事研究に対する基本方針」を定めました。

 2015年度に防衛装備庁が「安全保障技術研究推進制度」を創設し、防衛技術にも応用可能な民生技術(デュアル・ユース技術)の開発に係る研究助成公募を始めたことなどをきっかけとして、大学等の研究機関における軍事的安全保障研究への係わりについて社会的な関心が高まっています。2017年3月に日本学術会議が発表した「軍事的安全保障研究に関する声明」では、「大学等の各研究機関は、軍事的安全保障研究と見なされる可能性のある研究について、その適切性を、目的、方法、応用の妥当性の観点から技術的・倫理的に審査する制度を設けるべきである」とされています。

 こうした動きと並行して、本学においても教職員で組織する研究倫理専門委員会で2017年から検討を進め、このたび「茨城大学における軍事研究に対する基本方針」を定めました。

 同方針では、2009年に制定した「茨城大学憲章」において「多様な教育と高度な研究を展開し、世界の平和、人類の福祉、ならびに自然との共生に貢献」することを基本理念として掲げていることを踏まえ、本学で研究に取り組むすべての者には「研究活動とその成果が地域と世界に及ぼす影響を自覚」することなどが求められていることから、「研究者の自主性・自律性を尊重した研究環境を整えるとともに、世界の平和、人類の福祉、ならびに自然環境の保全を脅かすことにつながる軍事研究は行わないこと」とする旨を明記しました。

 今後、本学では、この基本方針を踏まえて審査体制を整備し、個別の判断が必要な事案についてはそれぞれ審議することとします。


茨城大学における軍事研究に対する基本方針

 平成31年3月25日

 茨城大学は、「大学憲章」において、多様な教育と高度な研究を展開し、世界の平和、人類の福祉、ならびに自然との共生に貢献することを基本理念として掲げています。

 本学で研究に取り組む全ての者には、この基本理念のもと、研究活動とその成果が地域と世界に及ぼす影響を自覚して、高い専門性と広い視野をもって社会からの負託に応えることが強く求められます。

 このことから、本学では、学問の自由と健全な学術研究の発展を図るために、研究者の自主性・自律性を尊重した研究環境を整えるとともに、世界の平和、人類の福祉、ならびに自然環境の保全を脅かすことにつながる軍事研究は行わないこととします。

 なお、個別の事案について判断が必要な場合は、学長が設置する委員会において審議いたします。

国立大学法人茨城大学

(2018年3月28日)