「チバニアン」誕生へ向けた申請活動について
  1. ホーム
  2. 大学からのお知らせ
  3. 「チバニアン」誕生へ向けた申請活動について

「チバニアン」誕生へ向けた申請活動について

「チバニアン」誕生へ向けた申請活動について

 現在、千葉県市原市の地層「千葉セクション」について、地質時代の前期‐中期更新世境界に係るGSSP(国際境界模式層断面とポイント)への認定をめざす活動が、茨城大学を含む複数の機関の研究者による申請チームによって進められています。千葉セクションが日本初のGSSPとなり、「チバニアン」という日本の地名に因んだ地質時代名が誕生すれば、地質学はもとより、わが国の科学史や科学教育においても大きな意義のあることです。またこの間、市原市をはじめとする地域の市民や自治体の皆様が認定へ向けて多大な努力を続けてこられており、心より敬意を表します。

 GSSP認定へ向けては、国際地質科学連合(IUGS)において専門委員による学術的な観点からの審査が進められており、第2段階の審査ではこの提案の科学的意義が確認されました。加えて、申請グループが公表している学術論文については、日本地質学会も「申請内容が学術的に問題がなく、十分意味があることを確認しました」とする会長声明を行っており、日本学術会議等においても同様の見解を発表しております。本学としてもそうした学術機関による科学的な判断を尊重し、申請チームの活動を支援しているところです。

 一方、「千葉セクション」の一部の土地の賃借権が一個人によって取得され、GSSPの申請要件のひとつである科学技術活動の自由(フリーアクセス)が保証されない可能性が生じ、申請手続きが滞っていることについては、残念なことと受け止めています。今回のGSSP認定が、学術的な判断とは別の問題によって立ち塞がれていることは大変遺憾です。

 本学としては、「千葉セクション」がGSSPとして認定され、世界各国の研究者にとって開かれた研究活動の場となるよう、引き続き申請チームの活動を支援してまいります。

 あわせて関係の皆様には、引き続きのご支援、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

 令和元年7月8日

茨 城 大 学