地域未来共創学環の設置について
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CONTENTS地域未来共創学環の設置について

 茨城大学では、令和6年(2024年)4月に、学部相当の教育組織「地域未来共創学環」を設置します。

 現在、少子化や高齢化、後継者不足、産業の衰退など、地域では様々な課題が生じています。その要因は1つに限られるものではなく、様々な要因が複雑に絡み合っています。これらの課題解決のためには、1つの専門分野だけではなく、幅広い知識と多角的な視点を備えた人材が求められています。
 このため、茨城大学では「ビジネスとデータサイエンスを中心とした分野・文理横断の学びを通じた地域課題の解決や新たな価値創出に挑戦する実践的な人材」を養成するため、学部等連係課程の制度を活用した分野・文理横断型の教育組織「地域未来共創学環」を新設します。
 地域未来共創学環は、「地域と創り、地域と育てる」をコンセプトに、自治体や企業も教育課程の運営や改善に参画し、大学・地域が一体となって教育を行う共創教育体制となっており、地域から求められる人材を持続的に輩出できる体制とします。

※設置計画は予定であり、変更が生じる可能性があります。
※学部等連係課程とは、学部の垣根を越えた連係のもとに実現する横断的な教育課程であり、地域未来共創学環では、本学の人文社会科学部、工学部、農学部との連係による分野・文理横断的な教育課程となります。
※ 今後、「地域未来共創学環」に関する情報を随時更新していきます。

基本情報

名称 地域未来共創学環
(学部等連係課程実施基本組織)
入学定員 40名
学位 学士(学術)
開設時期 令和6年(2024年)4月
キャンパス 水戸キャンパス



「地域未来共創学環」の特色

①「ソーシャル・アントレプレナーシップ」 × 「ビジネス」 × 「データサイエンス」

学環の全学生が、地域の課題解決に向け、他者と協働しながら課題解決の当事者として主体的にチャレンジする姿勢や態度である「ソーシャル・アントレプレナーシップ」を身に付け、さらには、これからの社会で活躍するために必要な「ビジネス」と「データサイエンス」を学びます。

② コーオプ実習

◆コーオプ実習とは?◆
コーオプ教育は実際に企業・自治体等の現場における就業体験を通して学ぶ、職業意識の醸成に効果的な教育であり、アメリカなどでは広く実施されてきた教育方法です。
地域未来共創学環のコーオプ実習では、大学で学んだ知識・能力(理論)を、企業や自治体などで実際に働きながら実践・応用します。さらに、実習を経験することで、自身に足りない知識や能力を知り、大学でさらに学修する「理論と実践の往還型の学修」としています。
この「理論と実践の往還」により、課題解決・探求力、実行力といった力、他者と協働するためのコミュニケーション力や協調性などの社会人として必要な素養や社会人基礎力を身に付けることができます。

本学環のコーオプ教育は1年次から4年次まで、各年次で演習や実習を行います。

特長1 2年次から4年次前まで、茨城県内の様々な企業や自治体等で実習を行います。
4年次の実習は選択履修となります。
特長2 3年次と4年次の実習は、給与が支給されます。
特長3 コーオプ教育の専門職員を配置し、専属的にサポートします。


◆実習先◆
35の企業等(卸売業、小売業、製造業、金融業、情報通信業、サービス業など)、20の自治体

【企業等】※五十音順
株式会社旭物産、株式会社伊勢甚本社、一誠商事株式会社、茨城いすゞ自動車株式会社、茨城県中小企業団体中央会、茨城県農業協同組合中央会、株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント、オリエンタルモーター株式会社、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー、株式会社カスミ、株式会社協立製作所、株式会社ケーシーエス、香陵住販株式会社、医療法人社団善仁会 小山記念病院、サラヤ株式会社、株式会社常陽銀行*、新熱工業株式会社、関彰商事株式会社、全国農業協同組合連合会茨城県本部、東京海上日動火災保険株式会社、東京フード株式会社、日東電気株式会社、一般社団法人日本自動車連盟 茨城支部、株式会社東日本技術研究所、日立Astemo株式会社*、公益財団法人日立地区産業支援センター、株式会社日立ハイテクソリューションズ、株式会社日立パワーソリューションズ、株式会社ベジタブルテック、水戸商工会議所、水戸ヤクルト販売株式会社、有限会社モーハウス*、株式会社ヤマイチ、株式会社ユードム、有限会社横田農場

【自治体等】※五十音順
茨城県*
阿見町、石岡市*、茨城町、大洗町*、小美玉市、鹿嶋市、常総市*、大子町*、高萩市*、筑西市、つくば市*、東海村、那珂市、常陸太田市、常陸大宮市*、日立市、ひたちなか市、水戸市、守谷市*

※1 実習先はすべて茨城県内となります。
※2 「*」が付された実習先では、プレコーオプ実習のみが実施可能となります。
※3 実習先によっては、受入に条件がある場合もあります。
※4 上記の内容は、令和5年4月時点の内容であり、今後実習先が変更となる可能性があります。また、年度によっても受入状況が異なる場合があります。

③ 選択制のプログラム

「ビジネス」と「データサイエンス」の基礎を学んだ後は、以下の2つのプログラムから1つを選択し、専門性を深めていきます。

④ 様々な地域課題や将来の進路に応じた多様な科目群

自身が探究する課題や将来の進路を見据えて、連係3学部(人文社会科学部、工学部、農学部)の科目の中から学環が指定する科目を幅広く履修することができます。学生一人一人の関心や進路に応じた、幅広い視野と専門性を身に付けることができます。

パンフレット

パンフレット(PDF)を表示

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特設サイトはこちら

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入学者選抜方法

地域未来共創学環のアドミッション・ポリシー

[入学者に求める能力・資質]
地域未来共創学環では、ビジネスとデータサイエンスを中心とした分野・文理横断の学びから、地域課題の解決や、新たな価値創出に挑戦する実践的な人材を育成します。したがって、地域未来共創学環において入学者に求める能力・資質は以下のとおりです。

  1. (知識・技能)地域未来共創学環における分野・文理横断的な学修に必要な基礎学力を有していること
  2. (知的関心)社会や地域における様々な課題の背景や解決に対する知的関心を有していること
  3. (思考力・判断力・表現力)これまでの学習と生活において、多様な人々と共に課題解決をめざした経験があり、そのための基礎的な思考力・判断力・表現力を有していること、あるいは、それらを身に付ける意欲を有していること
  4. (主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)これまでの学習と生活において、多様な人々とコミュニケーションを積極的に行い、地域課題の解決を意識して主体的に活動した経験があること、あるいは地域課題の解決に向けて探究する意欲を有していること

入試情報

令和6年度(2024年度)地域未来共創学環入学者選抜についてはこちらで公表しています。(令和5630日公表)
※全学の令和6年度(2024年度)入学者選抜要項はこちらです。

令和7年度(2025年度)地域未来共創学環入学者選抜の概要(予告)こちらで公表しています。

◆その他、入試に関する最新の情報は、学生募集要項等で随時公表します。

お問い合わせ先

茨城大学 新教育組織(学士課程)設置準備室(水戸キャンパス)
TEL:029-228-8562