茨城大学茨城大学コミットメント

さあ。
地域へ、世界へ。

茨城大学コミットメントがみえる。

平成28年度 「大学教育再生加速プログラム(AP)」採択
テーマV「卒業時における質保証の取組の強化」

Acceleration Program

IBARAKI University
Commitment
Data Information 2023

4年間で身についた「チカラ」

卒業時の学修達成度変化「身についている」と回答する卒業生の割合が年々増えています。

DP1のアイコン

DP1世界の俯瞰的理解<世界を見わたす>

身についた!と感じる
学生の割合

1年次

42

%

卒業時

79

%

就職先では...

87

%

が評価

自然環境、国際社会、人間と多様な文化に対する
幅広い知識や俯瞰的な理解を得たか?

DP2のアイコン

DP2専門分野の学力<道を究める>

身についた!と感じる
学生の割合

1年次

38

%

卒業時

88

%

就職先では...

87

%

が評価

専門職業人としての知識・技能及び専門分野における
十分な見識を身につけたか?

DP3のアイコン

DP3課題解決能力・コミュニケーション力<ともに答えを導く>

グローバル化が進む地域や職域において、多様な人々と協働して課題解決していくための
思考力・判断力・表現力、及び実践的英語能力を含むコミュニケーション力を身につけたか?

[課題解決力]
身についた!と感じる
学生の割合

1年次

46

%

卒業時

88

%

就職先では...

92

%

が評価

[コミュニケーション力]
身についた!と感じる
学生の割合

1年次

33

%

卒業時

67

%

就職先では...

90

%

が評価

[実践的英語力]
身についた!と感じる
学生の割合

1年次

27

%

卒業時

52

%

就職先では...

44

%

が評価

DP4のアイコン

DP4社会人としての姿勢<社会人として生きる>

身についた!と感じる
学生の割合

1年次

36

%

卒業時

84

%

就職先では...

85

%

が評価

社会の持続的な発展に貢献できる職業人としての意欲と倫理観、
主体性を身につけたか?

DP5のアイコン

DP5地域活性化志向<地域と向き合う>

身についた!と感じる
学生の割合

1年次

38

%

卒業時

73

%

就職先では...

65

%

が評価

茨城をはじめとする地域の活性化に自ら進んで取り組み、
貢献する積極性を身につけたか?

茨大に入学してよかった

88.6

%

2021年度卒業生

卒業時に学修面、学生生活面で満足してくれた学生

授業以外でも自主的に学習する

週あたり

18.5

時間

2021年度卒業生

授業以外に自主的学習を実施

図書館を利用して学ぶ

9.7

万冊

2021年度実績

学生に対する図書の貸し出し冊数(電子ブック等含む)

オンラインで世界とつながる

742

2021年度実績

オンラインによる海外協定校等との国際交流参加者数

地域課題解決等を テーマにした 授業を受講

53.4

%

2021年度実績

実践的なPBL(Project/Problem Based Learning)科目を受講した学生の比率

卒業して就職・進学する

95.3

%

2021年度実績

卒業して就職または進学した学生の比率

指導教員や担任の支援が充実

75.4

%

2021年度調査2~4年生

担任制度の満足度調査において肯定的な回答の割合

卒業時の達成度 社会に出てからの活用度(3年後)

在学中に身につける5つの知識および能力の状況を卒業3年後まで追跡調査し、改善に活かしています。
各項目において、在学中に身についた知識・能力が、3年後にも活用できているということがわかります。

DP1世界を俯瞰的に理解する力

卒業時58%

3年後

46

%

DP2専門的な知識や技能

卒業時72%

3年後

66

%

DP3課題解決のための判断力・思考力

卒業時77%

3年後

76

%

DP3多様な人々とのコミュニケーション力

卒業時48%

3年後

42

%

DP3実践的な英語力

卒業時35%

3年後

26

%

DP4社会人としての倫理観・主体性

卒業時68%

3年後

68

%

DP5地域に貢献する積極性

卒業時52%

3年後

49

%

2018年度卒業生

データに基づき、地域と協働する
教学マネジメントの展開

毎年、入学式の直後に、新入生たちは、大学での学修のアウトラインを説明する黄色い小冊子を手渡され、本学のディプロマポリシー(DP)の5つの要素・能力に関するメッセージを上級生から聞き、「学び」の約束を交わします。この“コミットメント・セレモニー”が、私たちの「卒業時における質保証の取組」のスタートです。学生たちは、学年進行とともに、DPの達成度を自己検証し、教職員はそのデータを分析してFDを実施します。DPの達成度は、卒業時に確認して終わるのではなく、卒業後3年目にも確認し、卒業生が勤める企業にも評価してもらっています。教員/学科/学部/全学という4階層に対応して、授業アンケート/学科FD/アドバイザリーボード/全学FDという点検評価の体系を作りました。アドバイザリーボードには、地域の企業・自治体等の人たちが加わって、大学教育を点検評価します。こうして、「大学教育再生加速プログラム(AP)」の事業で掲げた「4階層質保証システムの構築」、「学修成果の可視化と共有」、「地域協働モデルの構築」を達成しました。次に目指すものは、学生の主体的な学修をさらに強化した教育システムへの展開です。

茨城大学 理事・副学長(教育統括) 太⽥ 寛行

茨城大学
学長
太⽥ 寛行

4年間で身に着ける力

茨城大学では、学位授与の方針である「ディプロマ・ポリシー(DP)」に、すべての学部の学生が卒業するまでに身につける5つの知識および能力(茨城大学型基盤学力)を定めています。その実現のために必要な教育課程の方針を定めた「カリキュラム・ポリシー(CP)」、入学する者に求める能力や姿勢を示した「アドミッション・ポリシー(AP)」の3つのポリシーを設けています。

「茨城大学型基盤学力」と呼ぶ5つの力は、これからのグローバル社会で活躍する社会人にとって必要不可欠なものと考え、各学部では工夫を凝らして学生の「学び」が最大になるよう授業の点検・改善、カリキュラムの整備、学習環境の向上を進めています。

4年間で身に着ける力

Diploma Policy5つの茨城大学型基盤学力

DP1

世界の俯瞰的理解

<世界を見わたす>

DP2

専門分野の学力

<道を究める>

DP3

課題解決能力・コミュニケーション力

<ともに答えを導く>

DP4

社会人としての姿勢

<社会人として生きる>

DP5

地域活性化志向

<地域と向き合う>

コミットメント・パートナー

「茨城大学コミットメント」は、学生・教職員・地域の人たちという三者のパートナーシップによって成り立ちます。互いに理解しあい、協働しながら、学生の茨城大学型基盤学力を育てていきます。例えば、地域の方々に各学部のアドバイザリーボード(助言者会議)のメンバーとして教育改善の議論に参加してもらっています。

パートナー図

コミットメント・セレモニー

入学式直後に同じ舞台で、ディプロマ・ポリシーやカリキュラムを理解してもらうための「コミットメント・セレモニー」を開催し、新入生全員と教職員との間で4年間の大学生活の目的を共有しています。

セレモニー

茨城大学の教育と質保証

学習成果の可視化と共有

STEP1

充実した教学データベースを構築

学生生活や学修状況等について、学生の入学時、各学年時、卒業時、卒業3年後にアンケート調査を行うことで継続的にデータを取得しています。加えて、学生が就職した企業へのアンケート調査結果や、企業等からの助言、学生たちの成績など、膨大なデータを多角的に収集・分析し、充実した教学データベースを構築して本学の教育状況を点検・評価し、教育改善に役立てています。

セレモニー
  • 人材育成Annual Report
セレモニー
  • カリキュラム・マッピング
  • DPレーダーチャート
  • FD/SD支援システム
  • DP達成度調査
  • 卒業研究ルーブリック
  • 教務情報システム

データの適切な可視化で教育改善を推進

各種調査等で収集した膨大なデータを分析して、その結果を学内の情報ポータルシステムなどを通じて教職員に提供することで、日常の授業やカリキュラム上の課題を改善しています。茨城大学では、教員がそれぞれに教育改善を進めるだけでなく、学科やコース、選修などのチームでも改善を進めていることが特色です。

セレモニー
  • カリキュラム・マッピング
  • DPレーダーチャート
  • FD/SD支援システム
  • DP達成度調査
  • 卒業研究ルーブリック
  • 教務情報システム
セレモニー
  • 教育改善支援システム

4階層質保証システム

STEP2

全学の教学マネジメント組織で

情報収集とリソースの分配

教育改革推進委員会という、教育活動の運営を担当する「教務委員会」機能に点検、改善、企画などを行う機能を融合し、全学的な教学マネジメントを実施。

学部などで

FD研修会

各学部では、各カリキュラム(教育プログラム)で実施されている、FD活動で明らかになった学修成果や課題を共有。

カリキュラムで

教育プログラム・レビュー

カリキュラムを構成するメンバーで、学習成果(DP達成度)や成績、アンケート結果をもとに各科目の配置状況、水準を常時モニタリング。

授業科目で

教育改善と年2回の点検

全教員が授業アンケートで得た学生の意見をもとに授業点検を実施し、継続的な改善を実施。

効果的なFD・会議による着実な教育改善

授業、カリキュラム、学部、大学全体という4つの階層による教育改善を体系化するとともに、教育の取り組みのグッドプラクティスや最新の理論・方法を学ぶFD(Faculty Development)や効果的な教員会議を実施することで、エビデンスに基づいた組織的な教育改善を継続的に進めています。

地域協働モデル

STEP3

授業外の学びや活動を地域とともに支援

必修科目を原則開講しない学期を設け、学生の主体的な学外学修を促進するiOP(internship Off-campus Program)を制度化しています。海外、地域などさまざまなフィールドで自らの学びを発展させることにより、卒業時までに身につける5つの茨城大学型基盤学力のブラッシュアップを図っています。

海外研修のアイコン

海外研修

海外の協定校等で学び、語学力や多様な文化を理解する視野を身につけます。

インターンシップのアイコン

インターンシップ

就業体験で実際の仕事の現場を学びます。県内外の企業等の協力を得て、1週間以上のインターンシップに多くの学生が取り組んでいます。

サービスラーニングのアイコン

サービスラーニング

地域でのボランティア活動等により、授業で身につけた知識・技能を課題解決に生かします。

発展学修のアイコン

発展学修

授業で得た知識を深めたり、それらを活かして学会発表やコンテストに挑戦したりします。

入学
新入生
調査
成績
データ
授業
アンケート
在学生
調査
卒研
ルーブリック
DPレーダー
チャート
卒業時
調査
進路
データ
卒業
企業
調査
卒業生
調査
地域へ