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五浦美術文化研究所所蔵資料(主な作品)

小春
 

作 者
木村武山(きむら ぶざん)
制作年
大正3年
形 容
六曲一双
寸 法
縦 176.6 p 横 378.8 p
寄贈者
南恒子氏(武山の長女)
     
 この屏風は、天心の一周忌の9月2日に開催された記念すべき再興美術院第一回展に出品された。
 明治末から大正にかけて、新派(美術院系)の画家たちは、色彩と形態、装飾と写実、空間とモチーフの新たな統一のために「宗達・光琳派」の様式を参照していた。それは、天心が明治37(1904)年のセントルイス万博での講演で、光琳の偉大さを強調していたことからもうかがえる。
 この屏風も大胆に省略された背景や、煩雑にモチーフが並ぶ右隻と空間が強調された左隻との対比などに琳派の影響がはっきりと見られる。作者は、画絹の後ろに金箔を貼り付けた裏箔と呼ばれるテクニックを使っている。それによって、洋画風に克明に描かれた秋草と鳥などの枯れた味わいと、暖かだけれども、冬の気配をはらんだ清冽な秋の日差しが効果的に表されている。

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