常陽アークの懸賞論文「いばらきの未来」で大澤公さん(工3)と入栄貴さん(農M1)が受賞

 一般社団法人常陽地域研究センター(常陽アーク)がこのほど実施した「いばらきの未来」懸賞論文企画の学生論文部門で、本学工学部都市システム工学科3年の大澤公さんが最優秀賞を、また、大学院農学研究科修士1年の入栄貴さんが優秀賞をそれぞれ受賞しました。

 この懸賞論文企画は、常陽アークが地域の将来を担う人たちの論壇の場となることを目指し、茨城県内の大学の学生を対象に、「『いばらきの未来』に関する論説および提言」というテーマで論考を募集したものです。

 最優秀賞を受賞した大澤さんの論文「子どもたちが創りあげる未来」は、茨城県北地域・県南地域それぞれの魅力と課題に触れた上で、自身が日立駅前商店街で子どもたちの活動を通した活性化事業に関わったという体験をベースに、「子ども達の地元に対する愛着形成の施策」「住民自身で地元の課題を大きな視点から捉えること」を提言する内容です。

 また、優秀賞を獲得した入さんの論文は、「農業土木からみる茨城県の防災・減災の未来」というテーマで、豪雨などの災害時における農業水利施設の活用の可能性を示した上で、既存の施設の維持管理を課題として指摘するものです。

 1月31日に行われた表彰式において、常陽アークの総括主任研究員である荒澤俊彦さんは、「懸賞論文をとおして、今の若い人たちが何を考えているのか、とりわけネガティブではなく前向きな視点をもっていることが理解でき、勉強になった」と述べました。

 優秀賞については、入さんのほか他大学から3人が受賞しています。なお、大澤さんの論文については、常陽アークが発行する「JOYO ARC」の最新号に全文掲載されます。また優秀賞の論文についても同誌に要旨が掲載されるほか、常陽アークのホームページに全文が掲載される予定です。

ibdaikh20190131_0035.JPG賞状を手にする大澤さん(中央右)、入さん(同左)

大澤 公さんのコメント

 日立市の商店街を子どもたちの力を借りて活性化する活動の経験が役に立った。「シルバー民主主義」に政治が傾きがちな中、若者が強く発言したり活動したりすることの大切さを、論文を通して多くの人に伝えたい。

栄貴さんのコメント

 自分も大学に入るまで知らなかった「農業土木」という分野について、まずは多くの人に知ってほしいと考えた。農業水利施設の劣化の問題について、地域住民の関心にもっとつなげていく必要がある。今後も啓発していきたい。

(2019年2月4日)