アジアの若手研究者が本学で量子線科学の研究活動を展開

 このほど、本学の大学院理工学研究科量子線科学専攻では、4カ国・地域から7人の若手研究者・大学院生たちの訪問を受け、本学の学生との共同研究活動やワークショップを行いました。この事業は科学技術振興機構(JST)の日本・アジア青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」により実施されたもので、本学が目指す量子線科学分野の研究・人材育成の国際拠点構築につながる取り組みでもあります。

 量子線科学専攻は、東海村のJ-PARC(大強度陽子加速器施設)などの茨城県内の先端的な研究施設・機関と連携しながら、中性子線やX線、ミューオンといった量子線に関する幅広い基礎知識をもち、新素材の開発や創薬などの産業イノベーションにかかわる人材の育成を目指して、2016年4月に開設されました。今年3月には博士前期課程の第一期生100人が修了し、約1割が後期課程に進学してさらなる高度な量子線科学の研究に取り組むとともに、その他の多くの修了生は日本原子力研究開発機構を始めとする研究機関や民間のメーカーなどに就職しました。

 また、本学においては、2016年度から毎年「茨城大学量子線科学国際シンポジウム」を開催して、海外の研究者との交流を続けており、同分野の国際的な研究・人材育成の国際拠点の構築を目指しています。

 今回の若手研究者・大学院生たちの受け入れは、科学技術振興機構の「JSTさくらサイエンスプラン」への採択を受けて実施するもので、インド、ベトナム、タイ、台湾というアジアの4つの国・地域から、合計7人の若手研究者や大学院生が来日しました。

 7人は、5月30日~6月2日に行われた第3回茨城大学量子線科学国際シンポジウムにも出席し、その初日に行われたJ-PARCでの見学研修にも参加しました。見学を終えた若手研究者たちは「初めて見る施設ばかりだった。自らの研究にも活かしたい」「帰国した後、茨城大学の取り組みやJ-PARCなどの施設について同僚たちにも紹介したい」などと話していました。

 同専攻では、今後も海外の研究者の受け入れや国際シンポジウムを通じた研究成果の発信・交流を続けていきます。

qbs1801.jpg第3回茨城大学量子線科学国際シンポジウム

qbs1802.jpgJ-PARC見学の様子

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(2018年6月5日)