教育学部・神部智教授が第30回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(クラシック部門研究・評論部門賞)を受賞

教育学部の神部智教授が執筆した『シベリウス』(音楽之友社)が、第30回ミュージック・ペンクラブ音楽賞 クラシック部門研究・評論部門賞を受賞しました。 4月23日(月)、東京の文京シビックセンターにおいて授賞式が行われ、一般社団法人ミュージック・ペンクラブ・ジャパン(以下、MPCJ)の鈴木道子会長から、神部教授へ賞状と記念の盾が贈られました。

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授賞式の様子

1966年設立の「音楽執筆者協議会」を前身とするMPCJは、音楽学者、作曲家、演奏家、プロデューサー、訳詩者、編集者など、多様な職域で音楽に関わる専門家によって構成され、日本の音楽文化の向上を目指すとともに、音楽賞や音楽イベントなどの文化活動を行っている団体です。今回で30回目となる音楽賞では、クラシック、ポピュラー、オーディオの各分野で最も優れた作品やアーティスト等が会員の投票によって選出され、19の団体・個人が表彰されました。

音楽之友社「作曲家◎人と作品」シリーズの一冊として、このたび神部教授が執筆し出版された『シベリウス』は、「シベリウスの人生と創作について多面的に光を当てた労作。最新の研究成果を盛り込みつつ、ステレオ・タイプ的な見方を排した評伝で、フィンランドの歴史及び文化的背景についても記述がある。現代に生きる人々に向けて驚くほど多様なメッセージを投げかけているシベリウスの音楽をきちんと読み解いて愉しむために、大いに啓発される内容になっている」と評され、このたびの受賞にいたりました。

神部智教授の受賞スピーチ

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このたびは、このような素晴らしい賞をいただきまして、誠にありがとうございます。私は、ジャン・シベリウスというフィンランドの作曲家を研究しており、これまでシベリウスに関する著書を3冊出版いたしました。その3冊目となる『シベリウス』をこんなにも評価していただき、とても驚いております。出版の機会をいただいた音楽之友社様には、本当に心から感謝しております。シベリウスの音楽といいますと、日本で演奏される機会は比較的多いのですが、出版や研究という点ではまだまだ至らない状態です。今後、わが国でもシベリウスの研究や本の出版が、ますます進展したら良いと考えております。そうしたなか、私が取り組んでいるような、クラシック音楽の世界でもあまり目立たない、地味な分野に光を当てていただいたことが、本当に嬉しいです。今回の受賞を励みにして、今後ますます精進したいと思います。本日は本当にありがとうございました。

書籍情報

  • 書名:作曲家◎人と作品『シベリウス』
  • 著者:神部 智
  • 発行:音楽之友社
  • 発行日:2017年12月31日
  • 定価:本体2,300円+税

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神部教授(左から2番目)と音楽之友社の堀内久美雄氏(代表取締役社長)、塚谷夏生氏(取締役執行役員)、岡地まゆみ氏(編集担当者)(左から)

  

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神部智 著『シベリウス』(音楽之友社、2017年)

  

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受賞者一同での集合写真

  

(2018年5月1日)