教育学部附属中学校、統合60周年記念式典を盛大に開催

 茨城大学教育学部附属中学校は2月1日、統合60周年記念式典を茨城県民文化センター大ホールにて開催しました。卒業生である茨城県の大井川 和彦 知事らを来賓に迎え、同校生徒479人のほか、教職員、保護者、卒業生などが出席しました。

 同校は、1958(昭和33)年、茨城県師範学校男子部の附属中学校をルーツとする附属水城小中学校と、同女子部の附属中学校をルーツとする附属愛宕小中学校が統合される形で創立されました。以来、教育学部とともに実践的な研究に取り組み、公開研究会等の機会を通して地域の中等教育に対して重要な役割を果たすとともに、各界で活躍する多彩な人材を輩出してきました。

 統合60周年記念式典には、来賓として卒業生である茨城県知事の大井川 和彦 氏や、参議院議員の藤田 幸久 氏も出席し、後輩である現役生徒をはじめとする参加者に向け、祝辞としてメッセージを贈りました。

大井川氏は、印象深い思い出として合唱コンクールや宿泊学習のエピソードを披露したほか、「勉強についてはクラスのみんなから刺激を受けた。ちゃんと計画を立ててやってみて、何がうまくいかなかったかを分析してもう一度やり直す。その大事さを附属中で初めて学んだ」と振り返りました。また、後輩である在校生たちに向け、「変化の激しいこれからの時代に対応するためには、コマのように、周りが回っても自立できる軸をつくることが大切。そういう自分の軸をつくり、充分に活躍できる人材に育ってほしい」と述べました。

 また、藤田氏は、現在の附属中の場所にかつて陸軍水戸第二連隊の兵舎があったことに触れ、「歴史に学び、今の世界、戦争と平和ということについて考えてほしい」と語りました。

 各界で活躍する諸先輩のスピーチを受け、統合60周年事業実行委員会の委員長を務めた3年生の川勾恒太郞さんは、1、2年生へ向けたメッセージとして、「この歴史を止めることなく、これからの附属中生へと受け継いでもらいたい。そして、この附属中学校を、60年前からの伝統を残すとともに、現在よりも良い生活を送れる学校にしてほしい」と呼びかけました。

 その後は、在校生たちが、附属中の独自の取り組みである「グローバル市民科」で学んだ成果を紹介しました。この活動で生徒たちは、「しあわせ社会の実現」というテーマのもと、グループごとに問いを深め、それぞれの視点と解釈で調査・検討した内容を発表しました。さらに、その発表を受けたパネルディスカッションでは、在校生たちと藤田参議院議員ら来賓の社会人が並び、地域における「しあわせ社会」の実現について意見を交わしました。進行役を見事に務め上げた3年生の堀 大志さんは、「茨城はこのまま現状維持ではなく、これからもどんどん変わっていく。その中でも、つながりを大事にする、自尊心をもつ、個人の尊厳を大事にするといったことを考えながら、成長していくべきなのだと思った」と議論を総括しました。

 その他会場では、生徒たちによる統合60周年事業実行委員会が作詞・作曲に取り組んだ記念歌「みち」の合唱や、60年のあゆみを紹介するプレゼンテーションなど、在校生たちの手づくりによる企画が次々と展開され、同校の歴史のあゆみと未来への役割を改めて強く実感する催しとなりました。

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(2018年2月7日)