理工学研究科修了生の今井友桂子さんが在学中に執筆した論文で平成29年度測量・地理空間情報技術奨励賞を受賞

 2015年に大学院理工学研究科を修了した今井友桂子さん(朝日航洋株式会社)が、在学中に執筆した論文で、公益社団法人日本測量協会の平成29年度測量・地理空間情報技術奨励賞を受賞しました。この賞は、学会誌等に公表された測量・地理空間情報技術に関する優秀な論文や技術報告を表彰するもので、平成29年度は今井さんを含む2名が受賞しました。

 表彰されたのは、「都市域を対象としたCO2濃度の栄則とその変動要因の分析」と題する研究論文です。一般的に言われている400ppm程度のCO2濃度値は「全地球の平均的濃度」を意味する数値であり、この計測は人間生活の影響が直接及ばない離島や山頂で行われています。一方で今井さんは、緑地・市街・国道を含んだ人間の生活環境圏を対象域としてCO2排出量の実測を行い、緑地によるCO2濃度低下の効果のほか、地形に合った植栽によってより大きなCO2濃度低下の効果が得られることを確認しました。 

受賞論文

今井友桂子「都市域を対象としたCO2濃度の計測とその変動要因の分析」
(日本測量協会『応用測量論文集Vol.25 』pp.3-14,2014)

桑原祐史教授(指導教員・共著者)のコメント

 今井さんが筆頭となり共著で論文を書いている最中、生き物相手の研究なので、使用機器の見直しや度重なる再計測といった、オリジナルデータの品質にこだわりぬいておられたことが懐かしく思い出されます。今井さんは驚異的な粘り強さをもつ方で、それが今回の成果に結びついたものと納得しています。指導教員として今回の結果を本当に嬉しく感じています。おめでとうございます。

関連リンク

茨城大学国土空間情報研究室

 

(2017年11月30日)