理学部の中村麻子教授が平成29年度日本放射線影響学会岩崎民子賞を受賞

理学部の中村麻子教授が、2017年10月25日~28日に千葉県京葉銀行文化プラザで行われた日本放射線影響学会第60回大会において、平成29年度日本放射線影響学会岩崎民子賞を受賞しました。

岩崎民子賞は放射線科学の領域で継続的に研究活動を行い、その研究活動によって放射線科学領域の研究の活性化と日本放射線影響学会の発展に顕著な貢献をした女性研究者に対して授与されるものです。

中村麻子教授
中村麻子教授

受賞業績

「DNA損傷から理解する放射線生物影響に関する研究」

授賞理由

これまで受賞者はDNA損傷修復機構、細胞老化機構およびがん化機構に関する研究、そして放射線発がんのリスク評価法の開発を行ってきた。特に、生物に共通して生体内DNA損傷レベルを評価できるリン酸化H2AXを指標にし、放射線被ばくによる生物影響について一貫して研究してきた。その研究対象は、細胞レベル、動物、そしてガン患者と幅広く、放射線感受性、薬剤の評価、手法開発及びそれらの影響に関するメカニズムについて明らかにしてきた。現在、発がん機構解明、放射線防護剤の探索を進めると共に、微量の生体サンプルからのγ-H2AX検出デバイスの開発着手し、放射線生物影響評価の高度化を目指している。また、受賞者は学生の人材育成を積極的に行い国内外の学生、特に、女子学生にとって良きロールモデルとなる研究者である。

関連リンク

(2017年11月22日)