理学部創立50周年記念式典を挙行

 茨城大学は、10月20日(金)、水戸市のホテル・テラス・ザ・ガーデン水戸において、理学部創立50周年記念式典を開催しました。

 理学部は、昭和42年に当時の文理学部が人文学部・理学部・教養部に改組される中で創立し、平成29年6月をもって学部創立50周年を迎えました。創立からの50年間で、学士8265人、大学院生2200人を社会に送り出しています。

 式典当日は多くの在学生や教職員、卒業生や教職員のOB・OGが節目を祝ったほか、第2部の記念講演には地元の中学生や高校生なども来場し、約400人の参加者で賑わいました。

 式典で折山剛理学部長は、理学部の歴史を概観した上で、地域特性を活かした原子科学、宇宙観測の分野などを現在の強み・特色とし、若手の教員がのびのびと研究できる環境づくりを進めていることを説明しました。続いて現役学生たちのビデオメッセージが映し出され、「自発的、自主的、主体的に動けば何でもできるのが理学部」「原理をつきつめる、というのが理学部の素敵なところ」といった声が紹介されました。

 来賓の文部科学省高等教育局国立大学法人支援課の小山竜司課長からは「社会の要請に応える研究は国の喫緊の課題。茨城大学の改革は意義深く、伝統と実績をもつ理学部の発展に期待したい」という祝辞が贈られ、また、茨城県の大井川和彦知事からも、「県職員や教育界にも理学部卒業生は多い。茨城の活力を取り戻すためにも知の拠点である茨城大学との連携は重要だ」というメッセージが寄せられました。

折山理学部長(理学部50周年式典).JPG
挨拶を述べる茨城大学理学部の折山剛学部長

  

 会場では式典後、2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治 科学技術振興機構研究開発戦略センター長による記念講演が行われました。野依氏はご自身の科学者としての歩みを紹介しながら、「科学者同士のネットワークによる共創こそがイノベーションにつながるが、日本は内向き志向で、その認識が不足している」と指摘されました。その上で、集まった若者たちに向けては、「科学とは真っ当な自然観、人生観を醸成するもの」「君たちはいったいどこへ行こうとしているのか。良く考えてほしい」と訴えかけ、中学生や高校生からの熱心な質問にもひとつひとつ真摯に答えておられました。

※記念講演の内容はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

記念講演(理学部50周年式典).JPG    野依良治氏による記念講演(理学部50周年式典).JPG
野依良治先生による記念講演

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(2017年11月8日)