人文社会科学部・馬渡ゼミが「大学生観光まちづくりコンテスト2017」で「JTBクリエイティブ賞」受賞

観光まちづくりコンテスト 表彰式.jpg 人文社会科学部の馬渡 剛ゼミナール(地方政治論ゼミナール)の学生たちが、先日行われた「大学生観光まちづくりコンテスト2017」において、茨城県常総市をフィールドとした防災と観光をつなぐまちづくりプランを発表し、「JTBクリエイティブ賞」を受賞しました。

 同コンテストは、観光まちづくりを通じた地域活性化プランを競うもので、今年は54大学98チームの応募があり、このうち10チームが本選に進みました。本選は、各チーム10分のプレゼンテーション、審査委員との質疑応答5分という形式でプランを発表しました。

 馬渡ゼミは、コンテストへの出場に向けて、2015年の関東・東北豪雨で大きな被害を受けた常総市でフィールド調査を実施し、神達岳志市長や市内の企業等も訪問しました。調査を通じて、同市の「防災先進都市」というビジョンを実現する新たなまちづくりのコンセプトとして、堤防を観光資源とするアイディアを構想し、「きぼう×ていぼう×うまいぼう~"おかし"な堤防プロジェクト」というプランを作り上げました。これは、定番のスナック菓子「うまい棒」などを製造しているリスカ株式会社の本社所在地が常総市にあることを受けて、堤防に巨大な「うまい棒」を登場させ、子どもたちや家族の憩いの場とするもので、その他にも幻想的な演出やアウトドアのアイディアを活かしたプランを提案しました。

 大賞は逃したものの、コンテストでは、「どこのチームが大賞になるかは審査員の中でも意見が割れていた。プロジェクトのアイディアがとてもユニークで内容もしっかりしており、プレゼンもとてもよかった。ぜひ今回のプランの実現に向けて頑張ってほしい」という選評が寄せられ、着想のオリジナリティから「JTBクリエイティブ賞」が贈られました。

 馬渡ゼミでは、今後実現に向けて取り組んでいくということです。

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学生たちのコメント

  • 宮川智子 さん(人文学部3年)
    JTBクリエイティブ賞という素晴らしい賞をいただきまして、大変光栄に思っております。私はゼミで観光政策を研究しており、大学生として何かできることはないかという思いから、観光まちづくりコンテストに参加いたしました。
    常総市は水害後、大きな被害のあった東側とそうでない西側とで気持ちの面で大きな隔たりが出来てしまいました。堤防というインフラを活用したプランを提案することで、鬼怒川を安心安全の象徴にしたいというメッセージを発信することが出来たのではないかと思います。
    最後に、ご指導いただいた馬渡先生はじめ、ご協力、応援してくださった全ての方に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
  • 佐藤雄基 さん(人文学部3年)
    今回の観光まちづくりコンテストでは、JTBクリエイティブ賞という素晴らしい賞をいただきまして大変光栄に思っております。
    私達の提案は他の大学とは一風変わったものであったと思います。観光を目指すだけでなく、まずは地域の力を醸成する。地域の結びつきの力が観光にも、災害を経験した常総市にとっての復興にも大きな推進力となる。これはフィールドワークの為、常総市に伺った際に神達市長に教えていただいた事でもあります。市長の「絆のまちづくり」というお言葉から、私達のプランは生まれました。
    この観光まちづくりコンテストは私達にとって初めての挑戦となりましたが、この様に評価していただき大変嬉しく思います。またプランの作成、プレゼンテーションの準備等を通じて私達自身も大きく成長することが出来ました。
    最後になりますが、御指導いただきました馬渡剛先生初め、応援して下さった全ての方々に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
  • 三浦寿幸 さん(人文学部3年)
    私は東日本大震災の被災地である南三陸町出身ということもあり、常総市の水害について何かできることはないかという思いから、観光まちづくりコンテストに参加しました。
    私はゼミで東日本大震災をテーマに、人々の結びつきと防災、復興の関係について研究を行っています。
    今回のプランの中にも私が防災の分野について研究の中で学んだことを取り入れており、その成果が賞という形で評価されたことは、とても嬉しく思っております。
    私達の提案した観光と防災の両立を目指したプランが、常総市の水害の復興だけではなく、東日本大震災等の他の災害の復興、今後起きるであろう各種災害への防災に役立つことを心から願っております。
  • 高橋なつき さん(人文学部3年)
    初めは常総市の堤防を活用してどのように観光まちづくりと結びつけていくか話し合ってもなかなか良い意見が出ず、コンテストに間に合うのか不安でした。しかし、話し合いを何度も重ねるうちに、研究を活かして防災の要素も取り入れることになりました。そして、本番では私たちらしい提案ができたと思います。災害は時間が経てば忘れられてしまいますが、私たちの提案で常総市で起こった水害をこれからも引き継いでいければと思います。

(2017年9月21日)