附属小・清水匠教諭が学習デジタル教材コンクールで優良賞―コンピューターを使わないプログラミング教育の実践を推進

 教育学部附属小学校の清水 匠 教諭が、公益財団法人学習ソフトウェア情報研究センターが主催する「平成29年度 第33回 学習デジタル教材コンクール」において、優良賞を受賞しました。

 学習ソフトウェア情報研究センターは、学校教育や社会教育におけるコンピューター利用の促進を図り、学習ソフトウェア等の収集・提供、デジタル教材の制作、調査研究などを行っている団体です。「学習デジタル教材コンクール」は同団体が毎年実施しているもので、今年は115本の応募がありました。清水教諭は今回、「小学校におけるアンプラグドとビジュアルを組み合わせたプログラミング教育」というテーマで指導案を提案し、優良賞を受賞しました。

ibdaikh20170711_078.JPG 2020年に改訂される小学校の学習指導要領では、プログラミング教育が必修化される方向です。現在清水教諭は、茨城大学教育学部の小林祐紀准教授ら複数の教員とともに、プログラミング教育の研究・実践を進めています。特に、教科教育の中でも展開できる、コンピューターを使わないプログラミング教育(アンプラグド)の実践研究に積極的に取り組んでおり、他の学校や地域からも注目を集めています。

 7月11日(火)には、6年生の算数にプログラミング教育を取り入れた授業を、公開で実施しました。授業は、ある状況を説明するのに最適なグラフを選択するという課題で、それまで学習してきた複数種類のグラフを具体的に活用することを求める内容です。プログラミングの基本的な概念のひとつであるフローチャート(流れ図)化などの作業を採り入れることで、子どもたちの思考の流れを可視化するともに、これらの概念の習得を図りました。

ibdaikh20170711_095.JPG 授業後に行われた研究協議では、「導入において、子どもの生活に即した例を使ってフローチャートを紹介したことで、子どもたちの興味が増した」「今回の課題について、フローチャートを使って考える必然性を子どもたちが充分に感じられないまま授業が進んでしまった」「タブレット端末などを用いたビジュアルの授業との関連性や、学年進行における系統性といった取り組みの全体を見る必要がある」などの議論が出されました。

 この日は滋賀県草津市教育委員会の視察もあり、担当者のひとりは、「アンプラグドの授業は初めて見たので参考になった」と語っていました。

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(2017年7月20日)