農学部4年・小野恭史さん、髙山健さんらの論文が第27回ヤンマー学生懸賞論文・作文の優秀賞を受賞

 農学部地域環境科学科4年の小野恭史さん、資源生物科学科4年の髙山健さんらの論文「緑肥作物スイートソルガムを活用した循環型社会の構築〜緑肥作物を地域のエネルギーに〜」が、第27回ヤンマー学生懸賞論文・作文募集の優秀賞を受賞し、1月27日(金)にメルパルク東京で行われた入選発表会にて表彰されました。
 ヤンマーグループ主催による「ヤンマー学生懸賞論文・作文」は、「新しい農をクリエイトする」というテーマのもと、独自の視点での論文・作文を学生たちから募集するものです。小野さんらの論文は、農家が緑肥作物としているスイートソルガムについて、ペレット化や直接燃やしてエネルギーを得る手法といった有効利用策について考察したもので、論文の部に応募された56点の中から優秀賞に選ばれました。審査委員からは、「スイートソルガムの圃場での利用と燃料としての活用について、実験を行った結果をまとめたもので、専門性のレベルが高く、問題意識の記述も的確である。必ずしも期待通りの結果にはならなかったようであるが、粘り強く、次のステップにつなげている点に好感が持てる。」「エネルギーの自給という問題提起と、スイートソルガムを燃料として有効利用する簡便な加工法という解決策が提案されており、高く評価した。エネルギー問題は、豊かな未来社会を築くための最重要課題だと再認識し、今後も継続して取り組んで欲しい。」といった講評が寄せられました。

小野恭史さんのコメント

 スイートソルガムを活用した地域エネルギーの模索については、2014年12月より開始し、様々な方々のご協力のもと進めてまいりました。茨城大学農学部生物生産科学科の新田先生には、スイートソルガムを活用したバイオエタノールの加工技術と現状の課題についてお話を伺いました。また、農家の方々にはスイートソルガムの利用現状をお伺いいたしました。
 論文に関しては、私と茨城大学農学部資源生物科学科4年髙山健、青山学院大学理工学部の持宝陽太の3人で執筆いたしました。実際に栽培を行ってきた中で、刈取りや圃場管理等に関して、力を貸してくれた後輩や仲間、スイートソルガム研究会を立ち上げ、加工の研究や勉強に付き合っていただいたメンバーには、感謝の意を表させていただきます。
 多くのエネルギーを海外に依存するわが国では、地域社会の中でいかにしてエネルギーを創出していくかが課題となっております。天然資源は、外交上や経済上の切り札となりうることから、エネルギーの自給化は不可避であると考えます。スイートソルガムは、すべてのエネルギー需要を網羅するとは言い切れないものの、非常に有望なエネルギー源であることは事実であります。
 この論文の研究はあくまでも中間報告であり、今後も研究に精進してまいりたいと存じております。

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表彰式にて表彰状を受け取る小野さん。右は一緒に執筆した髙山さん。

(2017年3月9日)