茨城大学がサザコーヒーと共同開発 「五浦コヒー」発売

 茨城大学が株式会社サザコーヒーと共同開発した新商品「五浦コヒー」が、9月3日(土)発売されました。

 この商品は、岡倉天心ゆかりの北茨城市・五浦地域のブランディング事業の一環として、「茨城大学 国際 岡倉天心シンポジウム2016」にあわせて開発したものです。本学では、岡倉天心の著作『茶の本(THE BOOK OF TEA)』で示された「Teaism」について、異なる文化の人間同士をつなぐコミュニケーションメディアとして「茶」を位置づけているものと考え、そのような天心の思想を体現できるような商品として、コーヒーに注目しました。その後、本学のパートナー企業である株式会社サザコーヒー(本社:茨城県ひたちなか市)の鈴木 誉志男 会長が、天心がボストン美術館に勤めた20世紀初頭の米国の流通状況などを調査し、ブラジル、コロンビアのブレンドによる浅煎りのシティ・ロースト・コーヒーを再現させ、新たな商品としての開発を共同で進めてきました。

 商品名である「五浦コヒー」は、天心がコーヒーの道具を友人に贈る際に書いた書簡に見られる、「コヒー器械」という記述から名づけました。六角堂を描いた水墨画をあしらったパッケージは、筑波大学芸術系の原 忠信 研究室がデザインを手がけ、「五浦コヒー」の文字は書家で茨城大学名誉教授の川又南岳氏が揮毫しました。また、本学の学生たちによる「五浦発信プロジェクト」では、「五浦コヒー」の開発を契機とし、今後さらに岡倉天心についての学びを深めるとともに、地域住民と意見交換しながらおもてなしプラン作りをはじめとするまちづくり活動に取り組んでいきます。

 商品は、カップオン形式のコーヒーが5パック入って、800円(税込)。今後、北茨城市内の観光地や茨城大学水戸キャンパス内にあるサザコーヒーの店舗などで順次販売を展開します。また、売り上げの一部は、岡倉天心遺跡の保全や教育普及・研究活動に役立てます。

8月に五浦・天心邸で行われた関係者向け商品発表会の様子